>アストンマーティン

アストンマーティンが「111年の歴史の中で最も強力なフラッグシップ」新型ヴァンキッシュを発表。そのデザインはF1を強くイメージ

アストンマーティンが「111年の歴史の中で最も強力なフラッグシップ」新型ヴァンキッシュを発表。そのデザインはF1を強くイメージ

Image:Astonmartin

| 新型ヴァンキッシュは「超高級」「スーパーGT」「F1」という最新の要素が凝縮されたスーパーカーである |

現時点でその価格は公表されていないが、もちろん「安くはない」だろう

さて、アストンマーティンが待望の新型ヴァンキッシュを発表。

これはアストンマーティンのフロントエンジンモデルでは「フラッグシップ」に位置するクルマであり、5.2リッターツインターボV12エンジンを搭載して835馬力 / 1,000Nmを発生させ、0-100km/h加速3.3秒、最高速度350km/hを誇り、つまりこれまでのアストンマーティンの量産車の中では「最強・最速」を誇ります。

19
Astonmartin

新型アストンマーティン・ヴァンキッシュの年間生産台数は「1,000台」

なお、このヴァンキッシュは(アストンマーティンによると)「洗練された快適性、スーパーカーのパフォーマンス、そして正確なダイナミクスの比類ない組み合わせ」を持ち、その生産台数は年間1,000台に限定されます。

13
Astonmartin

アストンマーティンはいったん「V12エンジンを終了させる」として最終限定モデルを投入したものの、その後方針を変更してV12エンジンを存続させることに決め、しかしここで「無限に生産するわけではない」ということをアピールしているのかもしれません。

18
Astonmartin

なお、トランスミッションは8速ATのみで、つまり「マニュアルの用意はなし」。

アストンマーティンは以前に「MTは特別なモデルにしか用意しない」と語っているので、その公約を守ったということになりそうですね。

9
Astonmartin

この「111年の歴史の中で最も強力、そしてもっとも速い」車体を支えるのは従来の接着アルミニウム構造ですが、DBS770アルティメットと比較して横方向の剛性が75%向上し、ホイールベースが80mm 長くなることで安定性が向上。

15
Astonmartin

足回りには改良されたビルシュタイン製DTXダンパーを備え、アストンマーティンによるとこれらのシステムは「ドライブモード間の大幅な相違」を可能とし「気分に応じてクルマを快適にもスポーティにもできる」。

2
Astonmartin

ハンドリング面だと”より厚いアンチロールバー”、”再調整された電動パワーステアリングシステム”、新しい電子安定制御システムが採用され、後者は「突然の介入を避け、最先端のアルゴリズムで最適なグリップレベルを予測し、瞬間的な車両の不安定性にも反応する」と説明されています。

90
Astonmartin

ブレーキシステムはカーボンセラミック(フロントには410mm、リアには360mmのディスクを備え、このシステムは前モデルと比較して最高800°Cの温度であってもブレーキ性能が向上し、フェードが低減されている、とのこと。

1
Astonmartin

なお、外観については「デザイナーたちの冒険心によって」、クラシックなスタイリング要素とモダンなディテールを組み合わせることに成功し、フロントエンドは伝統的で、マトリックスLEDヘッドライトと大きなスプリッター、そして幅広のグリルが見え、フロントフード上にはV12 エンジンを冷却するための”F1 風”「サーモス ルーバー」も。※フロントフード上のプレスラインも「F1マシンのノーズ風」であり、F1マシンを強く意識した最初のアストンマーティンかもしれない

3

そのほか大型化した際ドストレーキ、フラッシュマウントされたドアハンドル、スポーティなグリーンハウス、筋肉質なヒップ、特注のピレリP Zeroタイヤを装着する21インチの鍛造アルミホイールといった特徴にくわえ・・・。

10

リアエンドは「カムテール」と 7つのLED「ライトブレード」が備わるなど大胆な変化も。

なお、リアアンダーには大型のディフューザーとステンレススチール製の4本のテールパイプを備えるエキゾーストシステムが装着されています(重量を10.5 kg)削減できるチタン製エキゾーストシステムもオプションにて用意される)。

12

新型アストンマーティン・ヴァンキッシュはこんなインテリアを持っている

新型ヴァンキッシュは厳密には2人乗りで、ヴァンテージや DB12 を彷彿とさせるおなじみのキャビンを備え、10.25インチのデジタルメーターに10.25インチのインフォテインメントシステムも。

5

その他のハイライトには、16ウェイパワーフロントシート、アルカンターラとセミアニリン レザーの内装に加え・・・。

6

15 スピーカーを持つBowers & Wilkinsオーディオ システムも(オプションでウッドトリムも選べる)。

16

内装スイッチ類には高品質なパーツ、トリムにはカーボンファイバーが使用され・・・。

17

後部座席のレザーバッグはアストンマーティンならでは。

4

アストンマーティンは現在「自社の強み」として他者が持ち得ない圧倒的な高級感、そしてF1との融合、さらにスーパーGTとしてのキャラクターを掲げていますが、この新型ヴァンキッシュはその集大成とも言える存在であり、新しいアストンマーティンの考え方を反映したクルマだと言えそうですね。

8

新型アストンマーティン・ヴァンキッシュを紹介する動画はこちら

合わせて読みたい、アストンマーティン関連投稿

アストンマーティンのボディ色に異変。「F1参戦後にレーシンググリーンの人気が高まって全カラーのうち12%を、グリーン系だけで24%を占めるように」
アストンマーティンのボディ色に異変。「F1参戦後にレーシンググリーンの人気が高まって全カラーのうち12%を、グリーン系だけで24%を占めるように」

Astonmartin | さらにF1参戦によってアストンマーティンには多くの新規客がなだれ込む | もはやF1参戦による効果は疑う余地がない さて、アストンマーティンは「超高級、F1」を新しいブラン ...

続きを見る

アストンマーティンがヴァルハラに採用される「6つのF1由来の技術」を紹介。今後アストンマーティンはF1との結びつきを強化しロードカーのパフォーマンスを高めることに
アストンマーティンがヴァルハラに採用される「6つのF1由来の技術」を紹介。今後アストンマーティンはF1との結びつきを強化しロードカーのパフォーマンスを高めることに

| ヴァルハラは今年末にかけてテストを開始、そして2024年には生産をスタート | その開発における大きな部分をシミュレーターが担う新世代ハイパーカー さて、現在正式発表を控えているアストンマーティン ...

続きを見る

毎年恒例、今年もF1メディカルカーにインスパイアされたアストンマーティンDBX707 AMR24エディションが発売。いまやアストンはフェラーリと並んでF1イメージの強いメーカーに
毎年恒例、今年もF1メディカルカーにインスパイアされたアストンマーティンDBX707 AMR24エディションが発売。いまやアストンはフェラーリと並んでF1イメージの強いメーカーに

| アストンマーティンの急激な回復はまさに現代における神話である | 物議を醸したF1チーム買収も結果的には「アストンマーティンのブランド価値を押し上げることに」 さて、アストンマーティンが昨年の「D ...

続きを見る

参照:Astonmartin

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->アストンマーティン
-, , ,