ポルシェがビデオゲーム用として宇宙船「ポルシェ 984 テンペスト NDX」をデザイン。外装はザルツブルク風、機内は「レトロなSF風」

｜　ポルシェはなにかとサブカルチャーに近い活動を展開している　｜

今回は「ポルシェ」を全面に押し出しての参画である

さて、ポルシェがビデオゲーム向けとして新たに「宇宙船」をデザイン。
そのゲームは「Intergalactic: The Heretic Prophet」と命名されており、SF世界を舞台として賞金稼ぎである主人公「ジョーダン・A・ムン」が活躍するという内容で、この宇宙船は主人公の愛機として登場し、そのカラーリングは「ザルツブルク」を連想させるレッドとホワイトに彩られています。

なお、機体には「PORSCHE」のロゴが入り、宇宙船の名称そのものが「ポルシェ 984 テンペスト NDX」だとされるので、明確に「ポルシェの製造（という設定）」としての登場となりそうです。

ポルシェが宇宙船をデザインしたのは初めてではない

なお、ポルシェは（現実世界において）「空」に対し強い興味を持つことが知られますが、その関係からか、過去には「スター・ウォーズ」の宇宙船をデザインし、そのスケールモデルが「スカイウォーカーの夜明け」のプレミアで展示されたことも（劇中やゲームには登場していない）。

さらには宇宙船ではないものの、今年の初めには、「オーバーウォッチ2」に登場するD.Vaのメック（のスキン）を発表し、ここではマカンEVにインスパイアされたデザインが取り入れられています。

現時点ではこの宇宙船について多くが語られていませんが、ティーザー動画からは「ブレードランナー」や「スター・ウォーズ」といった80年代のSFクラシックに登場するような、ボタン、キーボード、スイッチ、レバー、ライトがたくさん並んでいて、つまりは「ややレトロ」。

加えて、DVDプレーヤーでアニメを再生したり、船内に組み込まれたソニー製CDプレーヤーでペット・ショップ・ボーイズを流すシーンもあるので、全般的に80年代～90年代をイメージしているのかもしれません。

「Intergalactic: The Heretic Prophet」の開発には4年以上が費やされている

なお、この「Intergalactic: The Heretic Prophet」の開発にはすでに4年という歳月が投じられており、開発を行っているノーティドッグの代表、ニール・ドラックマンは「Intergalactic」について以下のように語っています。

「『Intergalactic』の主人公は、ジョーダン・A・ムンという危険な賞金稼ぎです。彼女は遠い惑星センプリアに不時着し、その惑星は数百年前に外界との通信が途絶えたままです。実際、この惑星に過去に訪れようとした者たちは、誰一人としてその後聞かれなかったのです。ジョーダンは、600年以上も誰も脱出できなかったその軌道を脱するため、全てのスキルと知恵を駆使しなければなりません。それ以上の物語の詳細は、今は秘密にしておきますが、このゲームはノーティードッグの伝統を守り、感情的でキャラクター駆動の壮大な旅を描いています。私たちの物語の目標は、ゲームプレイの野心と並んでいます。これまでの経験を活かし、今までのどのゲームよりも深いゲームプレイを実現するために、さらに挑戦を重ねています。」

なお、サウンドを担当するのは「ナイン・インチ・ネイルズ」のトレント・レズナー（コンピュータゲーム好きで知られ、これまでにもゲーム向けに楽曲を提供したことがある）で、ぼくとしてはポルシェの宇宙船のみならず、ゲーム内でのサウンドにも注目したいところです。

Intergalactic: The Heretic Prophetのティーザー動画はこちら

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参照：Naughty Dog（Youtube）