
| このペイントはもはや芸術レベル |
さて、これまでにも様々なカスタムカーを紹介してきましたが、今回はそのカスタムにかける情熱という点ではトップクラスの一台を紹介したいと思います。
このクルマは1989年のシボレー・カプリスをベースとしたもので、そのテーマは見ての通り「ハルク」。
製作したのはスペード・クリエーションなるショップであり、現在39,995ドルにて販売中となっています。
「ハルク」仕様カスタムペイントは塗装だけで40,000ドル(約410万円)
「何から何まで」カスタムされているため、どこからどう紹介すべきか迷うほどではありますが、やはり最大の見所はそのペイント。
エアブラシを使用してハルクをテーマにした壮大なるファンタジーが描かれており、このペイントだけでもかかった費用は邦貨換算で約410万円。

この精緻さはもう「スゴいな・・・」という陳腐な表現しか出てこないほど。

好き嫌いは別として、芸術点はかなり高いんじゃないかと思います。

おそらくはなんらかのエピソードを再現したものなのでしょうね。
ちなみにホイールはなんと「30インチ」で、本来であればこのホイールだけで「マジかよ・・・」となるはずですが、さすがの30インチもハルクペイントの前には霞んでしまうようです。

そしてフロントグリルも(反射してちょっとわかりにくいですが)ハルクスマッシュ状態。
ちなみにエンジンはシボレー製LS7 V8(512PS)へとスワップ済みなのだそう。

ドアの開閉方法は「ランボルギーニスタイル(ディヘドラルドア)」。

シボレー「ハルク」カプリスのインテリアはこうなっている
そしてこちらがカプリス「ハルクカスタム」のインテリア。
ダッシュボードやセンターコンソール、ドアインナーパネルも新しく作り直され、エクステリア同様に「ハルクペイント」が施されます。

ダッシュボードにはスピーカーが埋め込まれており、オーディオにも注力しているということがわかりますが、アンプの数は14、スピーカーの数は28。

運転席の前にメーターはなく、スピードメーター含めてセンターへと移設されています(オートメーター製)。

ドアを開けたときにしか見えないピラー部分にもエアブラシにてペイントが施されます。

シートはクロコダイルっぽい柄(グリーン)が使用されています。
それにしても、センターコンソールはじめとするエアブラシ塗装には脱帽といった感じですね。

ステアリングホイールはもちろん、コラム、ウインカーレバー、ボスまでもがカスタム品。

そして圧巻はリアトランク内。
これも「開かなければ」見えない部分ではあるものの、もしかすると一番気合が入っているんじゃないかと思うほどです。

おそらくネオンかLEDでライトアップされるのでしょうね。

販売元によると「同じものを作ると、最低でも2000万円はかかる」とのことですが、その主張も納得の出来栄えだと思います。
「ハルク」といえばトゥインキー
なお、日本ではまず見られないと思うものの、アメリカでは「ハルクカスタム」は少なくはないようで、映画「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」に登場したトゥインキーの愛車(フォルクスワーゲン)もハルク仕様ですね(これも非常にコストがかかっている)。
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参照:Streetside Classics, Oier Marañon