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1967年製、ワンオフの「シェルビーGT500スーパースネーク」が2.5億で落札。マスタングの最高価格を更新

2019/01/22

フォードはこのマスタングを10台限定で生産する計画を発表済み

1967年にキャロル・シェルビーがワンオフにて製作した「フォード・シェルビーGT500スーパースネーク」がオークションにかけられ、2億5000万円という驚愕の価格で落札。

GT500というと、つい先日「生産第一号」が1億5000万円で落札されたと報道されたばかりですが、その価格を大きく超え、今回の価格は「マスタング史上最高額」となるそうです。

「マスタング」はもはやアメリカのみではなく、世界で愛されるスポーツカー

フォード・シェルビーGT500スーパースネークは、当時キャロル・シェルビーがグッドイヤーとのタイアップのもと、高性能タイヤ(サンダーボルトシリーズ)のテストとプロモーションのために製作したクルマ。

エンジンにはなんとGT40の427 V8を搭載して520馬力を発生し、最高速度は274km/h、長距離走行テスト(805km)では平均速度229km/hをマークした、と記録されています。

現代のクルマだと、時速274キロを出すクルマに装着されるタイヤは幅295以上、超扁平(30や35あたり)というところだと思いますが、画像を見ると「よくこの細いタイヤでそんなスピード出してたな」という感じですね。

当時評判となったこのクルマは、当然市販化の話が持ち上がったものの、その販売価格について、試算だと通常のGT500の倍、そして427コブラ以上の価格になるとされ、「さすがにその価格では売れないだろう」ということでお蔵入りに。

グッドイヤーとのテストの後、この フォード・シェルビーGT500スーパースネーク は第三者に販売され、その後何人かのオーナーの手を経てドラッグレースに使用されたことも。

その後2000年代半ばに、マスタングコレクターのもと軽微なレストアを受けて現在に至りますが、その走行距離は4万1843キロを数えるそうです。

なお、シェルビーは昨年、このGT500スーパースネークを「限定生産する」と発表。
しかもジャガーやアストンマーティンが行ったように「当時のスペックのまま、当時の製法で、当時と同じままに」生産するとしており、ただしエンジンは「7リッターV8、550馬力オーバー」へとアップデート。

限定台数は10台のみ、価格は2800万円程度とされますが、ジャガーやアストンマーティンの「復刻」モデルは軽く”億”を超えているので、この2800万円と言うのはバーゲンプライスだと考えて良さそうです。

VIA:MECUM Auctions

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