テスラオーナーにさらなる災難が降りかかる。テスラ車襲撃が増加しリスクが増大、結果として保険料高騰の可能性も

｜　現時点であってもテスラの保険料はEVで最高、スーパーカーに次ぐレベルである　｜

基本的にEVの保険料は「かなり高い」のが通例ではあるが

さて、テスラを取り巻く環境は日々悪化しており、テスラに対するデモ抗議がなされるだけではなくディーラーやスーパーチャージャーステーションへの放火や銃撃、そして個人オーナーだとテスラ車に乗っているだけで襲撃されるといったことが起こり得る状況となっていますが、今回はそれに追い打ちをかけるかのような報道がなされることに。

今後、テスラオーナーは覚悟が必要である

そこで今回の報道によると「テスラの保険料が高くなる」。

これは現在テスラのクルマが破壊されたり攻撃される確率が高まっていることに起因し「保険会社にとってのリスクが高まっているため」。

上述のとおり、テスラ車が嫌がらせのターゲットになっていることが多く報告されており、車両にスプレーが吹きかけられ、火をつけられ、窓が割られ、さらには銃で撃たれることも。※すべての被害は、イーロン・マスクという物議を醸すCEOに関連している

ちなみにテスラのクルマそのものは以前からヘイト行為の対象となりやすく、しかしここ最近だとイーロン・マスクCEOへとメッセージを送る手段として悪用される傾向があり、そしてその行為はますますエスカレートするばかり。

よって現在多くの保険会社がテスラに対する保険料の引き上げを検討しているといい、「もしテスラ車に関する嫌がらせの件数が増加し、減少しなければ、今後包括的な保険料が上がる可能性がある」と報じられているわけですね。

参考までに、2025年モデルのテスラ・モデル3にて任意保険を「全部入り」で加入すると、平均して月額353.50ドル（現在の為替レートでは約53,000円）となり、年間にするとなんと「60万円以上」。

そしてテスラは最も保険料が高いプレミアムカーブランドの1つだとされ、ロールス・ロイス、ランボルギーニ、ベントレー、マクラーレン、マセラティ、アストン・マーティンに次いで高額なのだそう。※これはもちろん「EVではもっとも高価」ということを意味する

なお、アメリカでは保険料がけっこうな幅で変動することがあるようで、過去にヒョンデやキアのEVが「高い確率で発火していた」時代にはいくつかの保険会社によって保険をかけられなくなり、これを巡って自動車メーカーと集団訴訟が行われたことも。

それはさておき、現実的として（アメリカで）テスラオーナーがテスラオーナーであり続けるつもりなら”覚悟を決める”必要があり、テスラに対する抗議が続き、個人所有のテスラをターゲットとした嫌がらせが多発する中、状況は良くなる前に悪化するかもしれません。

さらには今回のように保険料が高騰するとなると、いっそうテスラ車を維持することが難しくなりそうですね。

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