カーライフ実態調査最新版。「1ヶ月あたりの維持費は12,800円」「ガソリン車比率ダウン」「SUVとミニバン人気が加速」「次の乗り換えたいクルマのトップはホンダ N-BOX」

｜　近年のガソリン高を反映し、燃費の良いクルマに人気が集まっているようだ　｜

そしてキャンプブームや公共交通機関の敬遠を反映しSUVやミニバンが人気化

さて、ソニー損保が毎年実施している「全国カーライフ調査」。

これは自動車を所有している18歳~59歳の男女を対象にアンケートを実施したもので、クルマの維持費、今乗っているクルマ/次に乗りたいクルマ、事故に対する意識などについて有効回答1,000件を集計した内容となっています。

クルマの維持費についてはこう考えている

そこでまずはクルマの維持時。

年間に走行するのは「3,000～5,000km（25.6％）」「5,000～7,000km（20.6％）」が最多で、一ヶ月あたりの維持費は平均で12,800円（昨年から1,100円の増加）。

ちなみに走行距離はコロナ禍を反映して（公共交通機関を避けているのか）年間走行距離が増加傾向にあり、維持費の高騰はガソリン代の値上がりを反映してのことなのかもしれません。

なお、維持費については「5,000円～10,000円（33.8％）」「10,000円～15,000円（21.7％）」といった回答が多く、維持費が安かったのは軽自動車（10,200円）、逆に高かったのはセダン（17,000円）。

この車種については「軽自動車」「コンパクトカー」「ミニバン」「SUV・クロカン」「セダン」「ステーションワゴン」「オープン・クーペ」「その他」という分類分けがなされています。

維持費について負担に感じられる項目についての調査では「ガソリン・燃料費（68.1％）」「自動車税（67.6％）」「車検・点検（63.7％）」「自動車保険（49.8％）」「駐車場（20.7％）」「修理代（19.1％）」。

駐車場については当然ながら都市部在住者が「負担」とする比率が高いようですが、全体的に見て数値がそこまで高くないのは、自宅駐車場など「駐車場台がかからない」人もいるからだと思われます。

今乗っているクルマ、次に乗りたいクルマは？

今乗っているクルマについては「軽自動車（35.1%）」「コンパクトカー（17.1%）」、「ミニバン（15.7%）」、「SUV・クロカン（12.1%）」、「セダン（8.7%）」、「ステーションワゴン（8.1%）」「オープン・クーペ（8.1％）」となっていて、今や見かけなくなったステーションワゴンも意外と多いんだな、という感じ。

男女比だと、女性が軽自動車に載っている比率は男性に比べて21.0ポイント高く、世代別だと10-20代女性が軽自動車の「最多ユーザー層」なのだそう。

SUV・クロカンについては2018年が5.9％だったものの、毎年上昇を続けていて12.1％に達しており、今後さらに増加しそうな勢いですね。

なお、パワートレーン別だと、2022年は2021年比で「ガソリン」が10.5ポイント下落し、逆に「ハイブリッド」が7.9％増加しています。

そして次に購入したいクルマについてのアンケート結果だとこんな感じで、トヨタが強く、そして（新成人や新社会人へのアンケートでも人気の）アクアが2位に入っています。

このランキングではヴォクシー（3ランクアップ）、ハリアー（5ランクアップ）などミニバンやSUVの人気が高まっており、これはキャンプブームや、クルマでお出かけといったスタイルが定着しつつあるためかもしれません。

参考までに、買い替えを検討している人の回答では「納期遅延の影響がある」が39.9％、「納車まで待てる再長期間」だと6.5ヶ月という回答となっています。

事故に対する意識は？

事故に対する意識調査だと、恐怖を感じるのは「あおり運転（58.8%）」「ブレーキとアクセルの踏み間違い（53.4%）」、「高齢者・高齢運転者との事故（50.0%）」、「飲酒運転による事故（45.4%）」、「スマホ・携帯電話のながら運転による事故（42.5%）」。

ドライブレコーダーの装着率については49.3％（自己防衛意識が高まったのか昨年比で6.3ポイント増加）、平均価格は23,052円という結果が出ています。

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参照：ソニー損保