| さらに「好きなクルマ」と「乗っているクルマ」はほとんど一致していない |
さて、先日はソニー損保による「新成人のカーライフ調査」結果をお届けしましたが、今回はパーク24による「クルマの保有状況」アンケート結果。
パーク24はおなじみのパーキング、そしてレンタカーやカーシェアを展開しており、今回のアンケート実施はその会員に対して。
そして、会員の性質からしてクルマを保有している人が多く、まず保有状況についてはクルマを「1台持っている人」が63%、「複数台持っている人」が27%、「持っていない人」が10%。
パーク24会員のクルマ保有状況はこんな感じ
次に「持っているクルマの種類」ですが、トップは「軽自動車」の38%で、これは3年連続でプラス。
2番めは「ミニバン」は入り、こちらは28%(3年間変わらず)。
3番めはコンパクトカーの24%(昨年より微増)。
そしてセダン(15%、減少傾向)、SUV(12%、昨年と同じで増えてない)、スポーツカー(4%、ずっと変わらず)、その他が7%。
イメージ的にはセダンユーザーが軽自動車に移行しているといったものがあり、年配の人が「セダンから軽自動車に」乗り換えているのかも。
ちなみに年齢別だと40代だと「ミニバン」が高く、これは子育てを反映したものかもしれません。
そして想像通り、「セダン」が上位に入っているのは60代。
理想と現実とは異なる
そして次は「好きなクルマの種類」について、SUV(21%)、スポーツカー(17%)、ミニバン(17%)、コンパクトカー(15%)、セダン(14%)、軽自動車(12%)、その他(5%)の順。
これを見ると、実際の保有状況とはかなり異なり、実際に保有している「最多」は軽自動車なのに、人気順だと軽自動車は実質最下位。
そして保有状況だと最下位となるスポーツカーは「好きなクルマの種類」では2位となっています。
なお、実際に所有しているクルマに軽自動車が多いのには「複数所有している人」の二台目が軽自動車であるということも推測できます。
憧れはいつの時代もフェラーリ
最後は「一度は乗ってみたい憧れのカーブランド」について、トップはフェラーリ(13%)、次いでレクサス(12%)、BMW(11%)、ポルシェ(11%)、メルセデス・ベンツ(10%)、アウディ(5%)、トヨタ(5%)、ジャガー(3%)、フォルクスワーゲン(3%)、ボルボ(3%)、ホンダ(2%)、日産(2%)、スバル(2%)、フィアット(2%)、プジョー(1%)、マツダ(1%)、ダイハツ(1%)、スズキ(1%)。
フェラーリの1位は3年連続ですが、年齢別だと60代を除くとすべての年代にて「トップ3入り」。
若い世代だとレクサスとBMWもトップ3入りし、50代と60代ではポルシェがランクイン。
こういった結果を見ると、「フェラーリは若い層にアピールできているが、ポルシェは高年齢層にしかアピールできていない」ということもわかり、ポルシェはいずれブランドが老朽化してしまうだろう、ということも予想できます。
そしてフェラーリについては、おそらく「若くて影響力のあるスポーツ選手や芸能人、ビジネスリーダー」といった、若い人々のあこがれの人物が多く乗ることからもその支持が厚いのかもしれません(そう考えると、乗って欲しい人に乗ってもらうというフェラーリの戦略は奏功していると言える)。
なお、フェラーリを憧れとして挙げた理由としては「デザインが好き」が48%、「ステータスを感じる」が26%、「性能が良さそう」が23%、「手が届かないから」が22%。
かつて、前フェラーリ社長のルカ・ディ・モンテゼーモロ氏は「フェラーリとは、手が届かない美女のような存在なのだ」と断じましたが、こういったアンケート結果を見るに、まさにそのとおりだと感じます。
ちなみに、トヨタやホンダ、ダイハツといった国産車メーカーの名も挙げられていますが、三菱は「ゼロ」であったとのこと。
そして、同じく「ゼロ」だったのはランボルギーニ。
頑張れランボルギーニ!
VIA:Park24