>ミニ(MINI) ■近況について

これまでのミニ史上もっともシンプルしかし立体的。究極のMINIマリズムを実現した新型カントリーマンを見てきた【エクステリア編 / 動画】

これまでのミニ史上もっともシンプルしかし立体的。究極のMINIマリズムを実現した新型カントリーマンを見てきた【動画】

| 展示車のグレードはミニ カントリーマンS All 4 |

新デザイナーはミニの新世代への移行をうまく成功させたと考えていいだろう

さて、フルモデルチェンジ版新型ミニ カントリーマンを見に「MINI 箕面」さんへ。

新型ミニ カントリーマンはすべてが新しく、まずはネーミングが「クロスオーバー」から「カントリーマン」へ。

これは世界統一の名称にあわせたためですが、これまで「(他の国や地域と同じように)カントリーマン」を名乗れなかったのはミニ専門店「デルタ」さんがカントリーマンの商標を持っていたからだと聞いており、しかし今回「カントリーマン」を名乗るということは、両者の間でなんらかの合意がもたらされたのだと思われます。

L1008005

新型ミニ カントリーマンのエクステリアはこうなっている

そして新しくなった要素「2つめ」については、英国ではなく、ドイツにてBMWのライプツィヒ工場で(X1等とともに)生産されること。

これはミニにとって初のドイツ生産車となるばかりか、BMWと車体や多くのコンポーネント / パーツを共有するはじめてのミニとなります。

さらに新しい要素「3つ目」としてはデザイナーが新進気鋭の若手であるオリバー・ヘイルマー氏へと交代したのち「初のフルモデルチェンジ」ということで、これによってスタイリングが大幅に刷新されているわけですね(新しい言語は”カリスマ・シンプリシティ”)。

L1007969

そのほかにもグレードやオプションが一新されたりといった特徴を持つのがこの新型ミニ カントリーマンということになり、まず日本国内で展開されるグレードは以下の通り。

参考までにボデイサイズは「ミニ史上最大」となり、全長4,445ミリ、全幅1,845ミリ、全高1,690ミリ、ホイールベースは2,690ミリという数値を持っています。

  • ミニ カントリーマンC・・・4,890,000円
  • ミニ カントリーマンD・・・5,090,000円
  • ミニ カントリーマン S All 4・・・5,660,000円
  • ミニ ジョン・クーパー・ワークス カントリーマン All 4・・・6,670,000円

搭載されるエンジンはミニ カントリーマンCだと1.5リッター3気筒(156馬力)、ミニ カントリーマンDだと2リッター4気筒ディーゼル(150馬力)、ミニ カントリーマン S All4だと2リッター4気筒(204馬力)、ミニ ジョン・クーパー・ワークス カントリーマン All 4だと2リッター4気筒ただしチューニング違いで317馬力を発生します(トランスミッションはいずれも7速DCTで、BMWが積極的に採用する8速ATではないのが意外である)。

L1008070

なお、スタイル的にはけっこうリアセクションのボリュームが大きいという印象があり、これはもちろん荷室空間の最大化を考慮したためだと思われますが、ルーフラインを下げる等の手法によって「所帯臭く」ならないように配慮がなされているようですね。

L1008014

細部を見てゆくと、ヘッドライトは丸から角へ、そしてシャープなラインが与えられつつもフラッシュサーフェス化がなされています。

L1007971

フェンダーは張りのある丸く膨らんだラインを持っていますが・・・。

L1007977

一方でボンネットには複雑なプレスライン。

なお、この中央の盛り上がりは「パワードーム」と表現されています。

L1007967

ルーフはもちろん「ヘルメット」。

L1007982

ホイールはモデルによって17−19インチサイズが用意されています。

L1007974

「オクタゴン」グリルは健在ですが・・・。

L1007961

グリルフレームはより「フラッシュサーフェス」化が進み・・・。

L1007963

グリルのインナーはデザインが一新。

なお、アクセントカラーはブロンズのようなゴールドで、マットフィニッシュがなされることで上品かつ高級な印象を醸し出しています。

L1007957

フェンダーアーチにはわずかにプレスラインが設けられ・・・。

L1008064

ドア前方には「縦」方向のプレスラインも(この縦ラインは珍しい)。

L1008061

これまでのミニに存在したサイドスカットルは廃止され、それに伴いウインカーはドアミラーへ。

L1008062

ドアハンドルはフラッシュマウント(つまりこれまでの特徴的なドアノブは廃止されている)。

L1007980

リアサイドに設けられるパネルは新型カントリーマンの一つの特徴だり、「All 4」バッジは立体的。

ここに限らず、全体的にエンブレムそしてバッジはすべからく「立体的」です。

L1007985

そして樹脂製のクラッディングや・・・。

L1007976

バンパーやボディサイドのアンダー部分も立体的な構造を持ち、全体的に「建築的」といった印象ですね。

L1007960

そしてリヤサイドは空力的理由によって「疑似ロングテール」化。

L1007990

そして「立体的」といえばテールランプも同様ですが、「ベゼルレス」となったことも新型ミニ カントリーマンの一つの特徴で、サイドスカットル然り、パーツ点数が大きく削減されることでシンプルな外観となり、しかしそのぶんボディ上のプレスライン、そして樹脂パーツの形状によって立体感が演出されているといった印象です。

ミニは今回のフルモデルチェンジに際して「不要なものを取り除き、愛されるディティールのみを残した」と述べていますが、まさにその通りといった感じですね。

L1008001

実際のところ、こういった「面」による光の反射の変化や・・・。

L1008063

樹脂パーツのディティールが楽しめるといった印象です(これがミニの提唱する”MINIマリズム”なのだと思われる)。

L1007959

そしてモデル名は最近の(フォルクスワーゲンや日産などと同様の)トレンドに従い「センタリング」。

L1007997

ボンネット周辺もけっこう複雑なプレスラインを持っていて、そのためこういった「デザインを楽しむ」ことを考慮するならば、濃色とくにメタリックがオススメです(ホワイトのカントリーマンも用意されていたが、ホワイトだとこういった陰影が感じられないため、かなりノッペリと見える)。

L1008012

そのほかだとマトリックスデザインとなったテールランプも新しいところ。

L1008007

リバースランプはリアバンパー下部に内蔵されています。

その他の画像はFacebookのアルバム「新型ミニ カントリーマン|MINI Countryman」に保存中。

L1007966

新型ミニ カントリーマンを見てきた際の動画はこちら

合わせて読みたい、ミニ関連投稿

新型ミニ・クロスオーバー発表。さらに大きく高級に、そしてディティールが洗練されてクラスアップ。ミニ史上初の「ドイツ生産」に
新型ミニ・クロスオーバー(カントリーマン)発表。さらに大きく高級に、そしてディティールが洗練されてクラスアップ。ミニ史上初の「ドイツ生産」に

| まずはピュアエレクトリックモデルのミニ・クロスオーバーS / SE ALL4が発表、ガソリンモデルは後に追加 | ミニの新しいデザイナーは本当にいい仕事をしたようだ さて、ミニが新型3ドアハッチバ ...

続きを見る

オシャレでクリーンになったガソリン版「新型ミニ」発表。「ミニクーパーS」「ミニクーパーC」の2モデル、それぞれにグレードが4つ用意されるという構成に
オシャレでクリーンになったガソリン版「新型ミニ」発表。「ミニクーパーS」「ミニクーパーC」の2モデル、それぞれにグレードが4つ用意されるという構成に

MINI | おそらくこの新型ミニはF56の「LCI3」に相当するものと思われる | おそらく中身はF56、しかしエクステリアとインテリアは新世代ミニ同様に さて、ミニはかつて「新世代ミニはピュアエレ ...

続きを見る

ミニの新ラインアップ「エースマン」の画像が中国よりリーク。クロスオーバーとハッチバックの中間に位置し、パワートレーンはピュアエレクトリックのみ
ミニの新ラインアップ「エースマン」の画像が中国よりリーク。カントリーマンとハッチバックの中間に位置し、パワートレーンはピュアエレクトリックのみ

| 現時点で日本市場にエース漫画導入されるかどうかは不明ではあるが、世界戦略車とされるだけに国内投入は間違いないだろう | 生産地については中国のみなのか、それとも他地域でも生産されるのかナゾである ...

続きを見る

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->ミニ(MINI), ■近況について
-, , ,