| 現時点で日本市場にエース漫画導入されるかどうかは不明ではあるが、世界戦略車とされるだけに国内投入は間違いないだろう |
生産地については中国のみなのか、それとも他地域でも生産されるのかナゾである
さて、ミニはブランニューモデル「エースマン(Aceman)」の発表を4月24日に控えていますが、その姿が中国工業情報化部(MIIT)に登録された画像から明らかに。
現在のところ中国では、国内にて販売するクルマにつき、中国工業情報化部(MIIT)へと事前にその車両の画像やオプション、スペックについて登録を行う必要があり、よって発売前に(頑張って自動車メーカーが情報を漏れないようにしているにもかかわらず)こうやって公にされてしまうことがままあるわけですね。
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新型ミニ「エースマン」公式ティーザー画像が公開。ハッチバックとクロスオーバー(カントリーマン)とのギャップを埋める存在として4月24日に発表予定
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新型ミニ「エースマン」はこんなクルマ
そこで今回MIITへと登録された新型ミニ・エースマンの情報を見てみると、全長4,075mm、全幅1,754mm、全高さ1,495mm、ホイールベース2,606mmというコンパクトなボディサイズを持っています。※ただしピュアエレクトリックモデル専用設計だけあってホイールベースが長い
つまりはミニ・クロスオーバー(カントリーマン)の下、ミニ・ハッチバックの上に位置するコンパクトSUVということになりますが、これらと異なるのはガソリンエンジン搭載モデルが用意されず、「ピュアエレクトリックパワートレーン」しか用意されないということ。
そして今回登録されたのは「エースマン(濃いボディカラーの方)」と「エースマンS(シルバーの方)」で、見た感じではSUVというよりは「5ドアハッチバックのリフトアップ版」。
ヘッドライト形状やフェンダーモールは新型クロスオーバーに近く、しかし「ブランニューモデル」ということもあって思い切ったデザインを採用しているようにも思います。
デザイナーは新型ミニ・ハッチバック、そしてクロスオーバーを手掛けたオリバー・ヘイルマー氏だと思われ、随所に同氏ならではの新しい試みが導入されているようですね。
全体的にはミニらしいスタイリングを持ち、八角形のグリル、明確なラインを持つフェンダー、ラップアラウンドキャビンや短いオーバーハングなどの伝統的なミニの要素が与えられる一方、ヘッドライトや前後バンパー下部、ボディサイドなどの樹脂パーツには「直線」「面」を協調したデザインも。※テールランプは左右連結ではなく左右分割式
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なお、中国で生産され、中国で販売する車両には「漢字」エンブレムの装着が義務付けられているとされ、よってこのミニ・エースマンにも漢字のバッジが装着されていますが、BMWとの提携を行う長城汽車ではなく”光東汽車”と読み取れます(その理由は現時点ではわからない)。
新型ミニ・エースマンにはこんな装備も
そのほか、届け出られた内容から判断するに、ミニ・エースマンではグレードによってヘッドライトやボディ下部のアクセント、そしてそのカラーが異なることがわかり(ジョンクーパーワークス仕様も見られる)、ホイールサイズは17~19インチ、いくつかの形状を持つリアスポイラーにデカール、グラデーションルーフに「カラードアンテナ」も。
搭載されるパワートレーンについては、ミニ・エースマンが184馬力のエレクトリックモーター+40.7kWhサイズのバッテリー、ミニ・エースマンSが218馬力のエレクトリックモーターに54.2kWhサイズのバッテリーを積み、後者の最高速度は170km/h(もちろんバッテリー消耗を抑えるためにリミッターにて制限されているものと思われるが、この上限が中国のみなのか、ほか地域や国でも同様なのかはわからない)。
なお、画像で見られるJCW(ジョンクーパーワークス)については、新世代ミニ共通として設定された「コスメチューン」オプションにとどまり、(届け出がなされていないので)出力の向上にとどまるものと見られます。
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参照:CARSCOOPS