| ランボルギーニ博物館にはまさに同社の「歴史」が詰まっている |
プリプロダクションモデルなどの「貴重な」個体も収容される
さて、ランボルギーニ博物館(ムゼオ・アウトモビリ・ランボルギーニ)を訪問してきたので、その様子を数回に分けてお届けしたいと思います。
このランボルギーニ博物館は本社に併設されているものであり、これまでにも数回のアップデートを経て現在の形に。
そして最新のCIを導入することで「外はブラック基調、中はホワイト基調」となっていて、これによっていっそう展示物が際立っているようですね。
ランボルギーニ博物館にはこうやって入場する
まず、このランボルギーニ博物館は本社入口の右側に設置されており、外からでも(ガラス越しに)その展示物の一部を見ることが可能です。
そして入口には「牛」。
こちらは顧客に納車されるレヴエルト。
入口はこちら。
ここから入って・・・。
左側が受付です。
ここで事前にチケットを購入した際に送られてくるQRコードを見せれば入場OKに。
ちなみにチケットには「博物館の入場券のみ」「ファクトリーツアー付きの入場券」とが存在しますが、前者は当日でも購入が(よほど人が多くなければ)可能、後者は事前にファクトリーツアーの時間を指定して購入しておく必要があります。
壁面にはランボルギーニの歴史に・・・。
ワイヤーで作られたミウラやカウンタックなどのオブジェ。
壁面にも多数のアート作品が飾られており、以前訪れたときに比べると大きく様変わりしたように思います。
こちらのファイティングブルは・・・。
レヴエルトのような排気口に・・・。
ヘキサゴンも。
ランボルギーニ博物館にはこんな展示が行われている
そしてここからはエントランスを抜けてランボルギーニ博物館ホールの展示物。
まずは1963年の創業翌年に発売された「350GT」が展示されていますが、これは今のランボルギーニのイメージからは想像が難しいデザインを持つクルマです。
そして次はミウラ(1966年)。
非常に美しいプロポーションを持つクルマではありますが・・・。
ルーバーの中に給油口が隠れていたり・・・。
ドアオープナーもルーバーのひとつに偽装されるなど細部に至るまでのこだわりが見られます。
そして次はランボルギーニの「4人乗りGT」、エスパーダ。
「エスパーダ」とは闘牛に使用する剣を指すそうですが、同じく剣という単語を車名に採用した「エストーケ」が2000年代に入った後に企画されていますね。
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こちらはカウンタックLP400 プロトティーポ。
実際に量産される前に試作されたプリプロダクションモデルで、そのため細部が市販モデルとは異なります。
ランボルギーニ博物館の様子を収録した動画はこちら
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