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アストンマーティンが88台限定にて「V12スピードスター」を発売すると発表。1950年代にフェラーリ250と並び栄光を勝ち取ったDBR1の現代版

2020/01/08

| フロントウインドウなし、クラシカルでシンプルなスピードスター |

アストンマーティンがフェラーリ・モンツァSP1/SP2、マクラーレン・エルヴァに続き、限定88台にて「V12スピードスター」を発売するとアナウンス。
同時に公開されたのは一枚の画像のみですが、もちろんV12ツインターボエンジンを搭載し、これはDBSスーパーレッジェーラにも積まれる5.2リッター/690馬力版(もしくはそれ以上)だと思われます。
そして駆動輪は後輪のみ、そのトルクに対応できないという理由にてマニュアル・トランスミッション採用は見送られ、ZF製8速ATを採用するだろう、とも言われているようですね。

現時点でわかっていることは少なく、しかし画像を見るとフロントウインドウは極小で、シート位置が下げられた2シーターレイアウトを持っていることがわかります。
おそらくはDBSスーパーレッジェーラ、DB11のプラットフォームを改装することになると思われますが、なんともスパルタンなモデルになりそうです。

アストンマーティンは今年後半に「V12スピードスター」の情報を追加にて発表するとしており、納車は2021年の第1四半期から開始するとも発表。
価格については不明ながらも、1億円前後になるのは間違いないだろうと見られています。

アストンマーティンは以前にも「スピードスター」を発表している

なお、アストンマーティンは2014年に「創立100周年」を記念しコンセプトカーとして「CC100」を発表したことも。
こちらのデザインソースは1596年に登場し、1959年の引退までにツーリスト・トロフィー、ル・マン24時間レース、ニュルブルクリンク1000kmレースで活躍した「DBR1」。
よって、この「CC100」には「DBR100」という別名も与えられることに。

さらに今回、アストンマーティンは「V12スピードスター」について、DBR1、CC100へのオマージュであることについても触れています。

なお、DBR1はこんなクルマ。
クラシックアストンマーティンでは「もっとも高い価値がある」と言われるクルマですね。

クラシック・アストンマーティンの落札記録塗替えか。1956年製DBR1が競売に登場予定

そして2018年にアストンマーティンはDBR1をフィーチャーしたDBSスーパーレッジェーラの限定モデルを発売したこともあり、このDBR1を非常に強力なアイコンだとして捉えているのは間違いなさそう。

アストンマーティンDBSスーパーレッジェーラに早速限定モデル。1959年のル・マン優勝車「DBR1」へのオマージュ

ちなみに昨年9月には「アストンマーティンがDBR1モチーフのスピードスターを発売するのでは」という報道がなされていて、その報道は今回のV12スピードスターのことだったのか、と納得することに。
火のないところに煙は立たない、というヤツですね。

アストンマーティンが「最も高額な英国車」、DBR1にインスパイアされたロードスターを発売とのウワサ。ちょっと乗ってみたい

VIA:AstonMartin

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