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アストンマーティンが「現存するもっとも古いクルマ」、A3をイメージした3台のみの超限定ヴァンテージ・ロードスターを発表。エンブレムやバッジも100年前の仕様に

2021/06/26

アストンマーティン・ヴァンテージ

| ここまで特別な仕様を持つヴァンテージはこれまでに見たことがない |

インテリアには「ブロンズ」アクセント

さて、アストンマーティンが3台のみの超限定ヴァンテージ・ロードスターの特別仕様車を発表。

これは同社の「現存する最古の自動車」であるA3の100周年を記念したものであり、アストンマーティンにてパーソナリゼーション・プログラムを担当する「Q」によってカスタムされたもの。

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A3は100年前に5台が製造されたうちの一台

なお、この「A3」は、100年前にロンドンのケンジントンにあるアビンドンロードの施設にて、生産開始前に作られた5台の試作車のうちの1台として誕生することに(シャシーナンバー3)。

11馬力(!)の1.5リッター4気筒エンジンを搭載しており、翌1922年にはエセックス・モーター・クラブのコップ・ヒルクライムで記録を樹立し、翌年にはブルックランズ・サーキットで最高速度136km/hを記録するなど名声をほしいままにしたことでも知られます。

現在このA3は「アストンマーティン・ヘリテージ・トラスト」の管理下にあり、完全にレストアされているようですね。

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ヴァンテージ・ロードスターの特別仕様車はこんな外装を持っている

そして今回発表されたヴァンテージ・ロードスターについては随所に特別仕様が見られ、フロントグリルサラウンドはA3同様のブラッシュド・アルミニウム、そしてグリルには「ブラックメッシュ」。

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パワートレーンについては言及されておらず、よってここは「変更なし」なのだと思われます。

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内外装にはゴールドのアクセントが使用され、ブレーキキャリパーは「ゴールド」。

ホイールは20インチサイズのグロスブラックです。

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サイドギルはサドルレザーストラップにて固定されたアルミニウム製で、これはA3のアルミ製ボンネットをイメージしたもの。

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フロントグリルには当時のアストンマーティンエンブレム(ヘリテージバッジ)。

ヴァンテージ・ロードスターの特別仕様車はこんな内装を持っている

そしてこちらはヴァンテージ・ロードスター特別仕様車のインテリア。

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ブラックレザーをベースに、ブラウンレザーとブラウンステッチのアクセント。

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特筆すべきはブロンズ(ブラス製?)のアクセントで、これは重厚感と高級感、そして歴史を感じさせる部分ですね。

なお、セレクタースイッチ下部にも当時のアストンマーティンロゴが配されています。

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サイドシルにもブロンズのプレート。

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ヘッドレストには旧書体の「Aston Martin」。

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なお、もちろんこれら旧ロゴはA3に使用されているもので、これを現代に再現したということになりますね。

おそらくはすでに「完売済み」なのだと思われ、価格が公開されることはなさそうですが、これら仕様変更の内容を見るに、「相当に」高価なのだと思われます。

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アストンマーティンは過去にこういったロゴの変更を行っている

なお、アストンマーティンは過去になんどかロゴ(エンブレム)の変更を行っており、現在のエンブレムで「10代め」。

アストンマーティンそのものは1913年にロバート・バムフォードとライオネル・マーティンによって設立された「バムフォード・アンド・マーティン」を母体としていますが、1915年にイギリスの「アストン・クリントン」にて開催されたレースで優勝したことから「アストンマーティン」へと改名することに(なぜバムフォードが消え、マーティンが残ったのかは謎)。

参考までに、アストンマーティンは2017年あたりに新しいロゴ(下の画像)を商標登録しており、これは「「A」「M」をあしらったシンプルなものですが、登録の内容を見ると家具や広告、レザー、衣服、電話、自動車シャシー、自動車のデザインに対して用いられる」模様。

初代のロゴに近く、もしかすると今後なんらかの場面でこれが使用されることがあるかもしれませんね。

なお、もうひとつ参考までにですが、1932年以降からアストンマーティンが使用しているエンブレムについて、これは古代エジプトの「スカラベ(コガネムシ)」をイメージしたものだといい、スカラベが羽根を広げた様子を表しています(アストンマーティンのエンブレムには、実際に本物のスカラベの羽根を埋め込んだものがある)。

アストンマーティン

参照:Astonmartin

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