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| 「改造車」中心のラインアップは他に例を見ない |
さて、今日は新しいミニカーメーカー、TSM MODELを紹介したいと思います。
TSM=True Scale Miniaturesを意味しますが、他のミニカーメーカーと異なるのは「改造車が多い」のと「1/64スケール専門」だということ。
1/64スケールだと京商(そしてそのOEM先のブンカ社など)が有名ですが、そこに新しい勢力が加わった、ということになります。
そのラインアップは多岐にわたり、アキュラ、ベントレー、ポルシェ、ランボルギーニ、シボレー、BMW、ホンダ、ランドローバー、マクラーレン、メルセデス・ベンツ、パガーニ、トヨタといったところが現在の陣容。
今までは改造車のモデルカーを手に入れようと思うとトミカ、マジョレットやホットウィールを改造するビルダーから購入するくらいしか方法がなく、よってこのMINI GTは嬉しい選択肢だと言えそうですね。
目の付けどころは侮れない
そしてこのTSMモデルについて、おそらくは香港の会社なんじゃないかと考えていますが、公式サイトにも会社情報が記載されていないので本拠地は不明です。
なお、生産地は中国ですが、これも香港のモデルカーメーカーにとっては「デフォルト」。
ただ、ビジネススタイルの差として、香港は「他社がやっていないことをやるという差別化重視戦略」なのに対し、中国のメーカーは「既に確立されている人気分野に参入する」という真逆の行動が挙げられ、そこを見てもやはり香港っぽい、とも考えています。
参考までに、香港のミニカーメーカーというと、ほかに「オートアート」がありますが、オートアートもやはり(当時)ほかがやっていなかったブッグスメール(1/18)をメインに参入し、名をなしたブランドですね。
当時はエブロ、ミニチャンプスなど1/43サイズが主流だったので1/18はかなり珍しく、そしてオートアートは1/43へ参入するにあたってもディスプレイ用のケースに「角度」をつけるといった差別化を用い、自社の排他性を押し出しています。
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MINI GTにはこんなラインアップがある
そしてさらに珍しいのは、リバティウォークやパンデムといったチューニングブランドのパーツを装着したクルマなどカスタムカーも多く揃えていることで、この点をもって既存モデルカーメーカーと差別化が図ったということになりますね。
たとえばランボルギーニだと「ノーマルの」ウラカンのほか、リバティーウォークのワイドボディキットを装着したコンプリートカー、そして同じくリバティーウォーク×アヴェンタドールというラインアップも。
さらにリバティーウォーク仕様の場合も、「ハイウイング」「ダックテール」といった仕様違い、カラー違いも揃います。
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こちらは日産R35GT-Rのリバティーウォークカスタム(しかもシルエットワークス)。
とくにR35 GT-RのLB WORKS版にはかなり力を入れており、マルティニバージョンやポリスバージョン、アドバンバージョンなど様々なカラーリングが存在します。
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こちらはサテンクロームにカーボンボンネット、ダックテールリヤスポイラー仕様。
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こちらはミニスカポリス版。
インタークーラーが見えるところがかなりなマニアック。
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リバティウォークの加藤渉社長とキャンペーンガール。
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マクラーレンだとマールボロカラーのセナも(ほかにもオレンジやグレー、パープルもある)。
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日産GT-R(R32)にBBS-LMホイールという渋いクルマも。
R32 GT-Rは5種類ラインナップされています。
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パガーニ・ウアイラ・ロードスター。
ほかにはブルー、オレンジ、レッドが揃います。
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パンデム製エアロキット装着のR35 GT-R。
ちなみに「ハイウイング」と「ダックテール」とが揃うというこだわりよう。
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こちらはダックテール。
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ポルシェだと911GT2 RSがモデルカー化されていますが、なんとヴァイザッハ・パッケージあり/なしの両方が揃うというマニアックさ。
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フェニックスイエローのホンダ・シビック・タイプRも。
シビック・タイプRだとモデューロバージョン、セーフティカーなどバージョン違いで19種もあり、中には「カーボンボンネットとTE37(ホイール)装着」といった渋い選択も。
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80スープラはレッド、ホワイト、ブラックが揃います。
珍しく「ノーマル」です。
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パンデム版GRスープラは現在開発中。
その出来には期待して良さそうですね。
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アキュラだとNSXのみ(チームやカラーリング違いで5種類ある)。
これはニューヨーク・オートショーに展示された際のボディカラーを再現したもの。
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けっこう珍しいベントレー・コンチネンタルGT。
シケインブルーのほか、オレンジフレーム、パッションピンクが揃います。
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BMWだとE30M3、F82M4のほか、リバティーウォークカスタムのM4も。
ボディだけではなく、ちゃんとホイールもカスタム仕様となっています。
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シボレーだとさっそくC8世代のコルベットも。
画像を見るに、かなりの再現度と言って良さそうです。
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参照:MINI GT