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マクラーレン新CEOに前フェラーリ重役、そしてポルシェに在籍したマイケル・ライターズ氏が就任。プロサングエ、カイエンの開発経験を買って「マクラーレンもSUVを」?

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| このシナリオは「マクラーレンがSUVを開発」するもっとも現実的なものでもある |

マクラーレンの今後の動向には期待がかかる

さて、マクラーレンの新しいCEOにマイケル・ライターズ氏が指名された、との報道。

8年間在籍した前CEO、マイク・フルーイット氏の後任という立場となりますが、このマイケル・ライターズ氏(50歳)は元フェラーリの最高技術責任者です。

なお、マイケル・ライターズ氏はここ最近行われた「フェラーリの役員入れ替え」にて放出された3人のうちの一人ではありますが、SF90ストラダーレ / 296GTB、そしてプロサングエの開発を主導した重要人物です。

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フェラーリは役員を「電動化世代」へと入れ替える

フェラーリがマイケル・ライターズ氏を放出したのは「来たるべき電動化」に備え、役員をこれまでのガソリンエンジン世代から電動化出身の人物へと入れ替えたことによるもので、フェラーリの新CEO、ベネデット・ビーニャ氏の意向に基づいた決定です。

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なお、マイケル・ライターズ氏とともに放出されたのはブランディングとマーケティングの専門家であるニコラ・ボアリ氏、製造最高責任者のヴィンチェンツォ・レガッツォーニ氏で、いずれもフェラーリのいう "独占性、卓越性、持続性という戦略目標に沿った新しい組織構造”を実現するためだとされています(それにしても急進的な人事ではある)。

マイケル・ライターズ氏のこれからの手腕に期待がかかる

マイケル・ライターズ氏はフェラーリに加入する前にはポルシェに在籍しカイエンを手掛けたことで知られ、穿った見方をすると、「マイケル・ライターズ氏とポルシェ」との関係性がマクラーレンにとってプラスに働いたのかも。

というのも現在マクラーレンと(ポルシェの親会社である)フォルクスワーゲン(とアウディ)とは買収にかかわる交渉を行っていると報じられ、もし両者の買収が合意に達しつつあるのであれば、フォルクスワーゲングループと繋がりの深いマイケル・ライターズ氏をプッシュしたこともうなずけます。

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そしてもうひとつ、マイケル・ライターズ氏をマクラーレンが指名した理由について考えてみると「マクラーレンがSUVを開発するんじゃないか」という可能性にも思い至ります。

マクラーレンはこれまで「絶対にSUVは発売しない」という意向を貫いていたものの、それは前CEOであるマイク・フルーイット氏の意向だとも考えられ、そしてCEOの交代によって方針変更があるとするならば「ポルシェ・カイエンとフェラーリ・プロサングエの開発を担当した」マイケル・ライターズ氏がマクラーレンのCEOに就き、そこでSUVを開発するとなると「まったくもって筋の通った」ストーリーでもありますね。

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マイケル・ライターズ氏はこう語る

そして今回、マイケル・ライターズ氏は公式声明として、マクラーレン・オートモーティブの重要な瞬間にCEOとして加わることになり、これ以上ないほど興奮しています。マクラーレンは、すでに世界で最も賞賛される高級スーパーカーメーカーの一つとして認識されています。私は、マクラーレンの輝かしい歴史の次の章を書きながら、忠実な顧客、従業員、ファン、パートナーのためにその評価を高めていくことを楽しみにしています」とコメント。

おそらく今後はマイケル・ライターズ氏の体制下にて新しい戦略を公開することになるかと思いますが、そちらの発表も楽しみに待ちたいところですね。

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