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さよならロールスロイス・ファントム。13年の生涯に幕を閉じ、最後の一台はコレクターに納車

2017/02/08

ロールスロイス・ファントム(現行モデル)がついに生産終了(13年間製造されたとのこと)。
先日は香港の富豪へと一気に30台納車された様子がニュースになりましたが、今回もまたフルオーダーにて仕上げられた価値ある一台となっています。

この「最後の一台」はロングホイールベース=RWBをベースとしておりボディカラーは「ブルー・ヴェルヴェット」。
顧客名は明かされていませんが、「ロールス・ロイスのコレクター」とされており、「最後の一台」を狙ったのでしょうね。
加えて「コレクター」だけあってこれ見よがしに派手な仕様にするのではなく、一見すると地味、よく見るとお金がかかっているという「通な」カスタムとなっています。

内装はホワイトに近い「パウダーブルー(ステッチも同色)」。
ところどころ型押しのような加工が見えますね。

時計は80年前の船に装備されていたラジオクロックをイメージ。

モザイクのモチーフも1930年台のオーシャン・ライナー。
デザインモチーフを考えると、オーナーさんは海運業で財を為した人なのかもしれませんね。

なおロールスロイス・ファントムというと「香港ペニンシュラホテル」が有名で、ここはファントムがモデルチェンジすると保有する車両(24台?)を全て一度に入れ替えることで有名。
香港はもともとイギリスの植民地ということもあってロールスロイスが好まれる土地でもありますが、「面積あたり」のロールスロイス生息率が世界で最も高い地域としても知られます。

新型ファントムが登場すれば、香港ペニンシュラホテルも現在保有しているファントムを新型に入れ替えると思いますが、入れ替えが完了した後には(ペニンシュラ香港の)ロールスロイスに乗ってみたいところですね。

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ロンドンのロールスロイス・ディーラーより、先ごろ発表されたばかりの「ドーン」を一気に3台も一人のオーナーに納車。
オーナーの素性は明らかにされていませんが、「最低」3台とされており、もっと購入して納車待ちである可能性があります。
ロンドンという土地柄を考慮すると、やはり中東の王族なのでしょうね。

なおロールスロイスは個人が無理をしてローンを組んで購入する類の車ではなく、ポンと買える人が何台も購入する類の車なのかもしれません。
また、法人需要もけっこう大きそうで、とくにホテルは一度に何台ものロールスロイスを購入しそうですね。

ペニンシュラ香港ホテルは一度に17台程度のロールスロイスを定期的に入れ替えることで知られますし、マカオのホテルも20台以上のロールスロイスを発注し、うち一台は各部に純金を使用した超豪華仕様ということで話題になっています。

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ロールス・ロイスが「ファントム・ライムライト・コレクション」を発表。
究極の高級感が再現されており、25台のみの限定生産。

「ファントム・スイート」と呼ばれる高級シートを備え、女性向けにはフレグランスホルダー、男性向けにはウォッチ・ホルダーが装備されます。
見るからにゴージャスで、シートの厚みや足元からせり出す?フットレストなどが独特の世界観を表現しているように思えますね。

内装は2種類のカラースキームから選べ、外装はブルー一択。
ただし外装にはハンドペイントによるコーチラインが入ります。

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