| ブガッティ・ヴェイロンのエキゾーストシステムは純正でもチタンだった |
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さて、先日よりブガッティ・ヴェイロンをカスタム中のショップ、ロイヤルティ・エキゾチック・カーズ。
今回はヴェイロンにワンオフ製作となるエキゾーストシステムを取り付け、雷のようなサウンドを轟かせて走行しています。
なお、ヴェイロンの車両本体価格は(新車で)1億7000万円ほどですが、その後シロンはじめブガッティ各モデルの価格がどんどん高くなっていることを受けて中古相場も高騰中。
さらにはもとから非常に精度の高いパーツが装着されているために改造のしようもなく(それによって逆に性能がダウンする)、よってブガッティをカスタムするのは、世界広しと言えどもこのショップくらいかもしれません。
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カスタムしたのはショップオーナー
そしてこのヴェイロンをカスタムしたのはロイヤルティ・エキゾチック・カーズのオーナー、ヒューストン・クロスタさん。
以前にも(4WDの)ヴェイロンを後輪駆動化し、思いっきりドリフトしたり、という楽しみ方をしています。
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まずこちらは純正エキゾーストシステムを抜いたヴェイロン。
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そして手に持っているのが新しく制作したワンオフのエキゾーストシステム(というか直管)。
その横にあるのが純正のエキゾーストシステムですが、消音のために大きなタイコ部分を持つことが分かります。
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新しいエキゾーストシステムはタイコ部が無いので、片手でヒョイと持ち上げられるほどの軽さ。
ちなみに純正エキゾーストシステムもチタン製だそうです(さすがブガッティ)。
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そこからヴェイロンへ新しいエキゾーストシステムを取り付け開始。
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かなりコンパクトなためか、リヤバンパーを外さずに取り付けできるようですね。
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なお、以前にこのショップは、ヴェイロンをシャシーダイナモに乗せてパワーチェックを行っていますが、その際には897馬力を記録。
一般に4WDは20%程度の出力ロスがあると言われるので、これを勘案するとエンジン単体ではおおよそ1080馬力程度を発生している計算です。
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そしてこのエキゾーストシステムは、「抜け」がよくなるために出力が10-15%向上するとのことですが、シャシーダイナモ上では986~1031馬力くらいを発生するということになりそう。
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ヒューストン・クロスタさんいわく、「このブルーとゴールドの焼け色がたまんねえな!」
なお、直管といえども触媒はちゃんと装着済みですが、大きなタイコ(マフラー)がなくなったためにエンジンルーム内はスカスカに。
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そして早速テストドライブへ。
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カウルがないぶん音が拡散することになり、まるで雷が落ちたかのような強烈なサウンドを発しており、8リッターW16クワッドターボはダテじゃない、ということですね。
なかなかヴェイロンを改造しようと考える人はいないかもしれませんが、もしヴェイロンのサウンドやパワーに不満があるのであれば、このエキゾーストシステムはかなりいい選択肢となりそうです。
VIA: Royalty Exotic Cars