![動画】一般人がブガッティ・シロンでアウトバーンを走り414km/hを記録!このオーナーは2015年にもヴェイロンで402km/hを達成し公道最速記録を打ち立てる](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2021/12/Bugatti-Chiron-1.jpg)
| 実際にシロンのオーナーでここまでの速度を公道で出す人はまずいないものと思われる |
まさに公道最速伝説
ブガッティ・シロンは公称最高速度400km/hを突破するクルマですが、まずその速度を出せる環境が無いため、実際にそのオーナーがその速度域に到達することも「まず無いだろう」と言われています。
ただ、今回はチェコの不動産王、ラディム・パッサー氏が自身のシロンをアウトバーンに持ち込み、一般車も走っている環境にてなんと時速417キロを達成し、その様子を動画にて公開することに。
なお、同氏は以前(2015年)にも「4年の準備を行い」、自身のブガッティ・ヴェイロンをアウトバーンにて走らせ時速402.5キロで走らせたことがある人物で、今回はシロンにてさらにその上を狙ったわけですね。
参考までに、ヴェイロンの最高速度は公式には407km/hと発表され、その速度に達するには11キロの距離が必要で、ブレーキングには500メートルの距離が必要。
当然ながらアウトバーンと言えどもそれくらいの距離を一般車に邪魔されずに走り続けることは難しく(しかもアウトバーンには路面が荒れている区間もあるので、最高速を狙える区間は限られている)、よって何度かのチャレンジにて様子を見ながら最高速に挑むことになるものの、ヴェイロンはフルスロットルで走ると12分でガス欠になるため、慎重な判断と走行も要求されます。
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走行前にはブガッティにて点検を行う
そして今回、ラディム・パッサー氏は2018年に納車されたシロンにて以前の記録を塗り替えようという計画を立てて実行に移すことになりますが、この計画に先立って、まずはフランスにあるブガッティ本社にて(自身の車両の)機能に問題がないかの点検を受けており、満を持しての挑戦ということになりますね。
![145](https://live.staticflickr.com/65535/51764590279_95eba9c92c_c.jpg)
なお、チャレンジしたのはもっとも交通量が少なく、かつ視界も確保できる午前4時50分。
ラディム・パッサー氏と彼をサポートするメンバーは一同に集まり、走行前の「祈り」を捧げます(「天にまします我らが神よ・・・」といった雰囲気)。
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そして満を持していざ出発!
ブガッティらしい美しいボディカラーを持ち、ブレーキキャリパーやインテリアにもライトブルーが使用されています。
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まずは一般道から・・・。
![10](https://live.staticflickr.com/65535/51763113737_2d6c7ae1ac_c.jpg)
アウトバーンへ。
けっこう路面が「うねって」いることがわかり、この様子を見ても、いかに速度無制限といえど「最高速を出すことは容易ではない」ということがわかりますね。
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一般車との速度差があまりに大きすぎ
一般車は皆無ではなく、それらをパスしてゆきますが、その速度差が尋常ではなく、抜かれたクルマは一瞬何が起きたのかわからないほどだと思います。
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ラディム・パッサー氏は果敢にシロンをプッシュし・・・。
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414km/hを達成し・・・。
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そして414km/hへ!
![3](https://live.staticflickr.com/65535/51764590124_981331d108_c.jpg)
もちろんブガッティはこれよりも速い速度を記録しているものの、それは他に車がいない専用のテストコース上や借り切った滑走路上であり、アウトバーンよりも路面が平坦で、かつ抵抗も少ないコンディションでの話なので、様々な困難を排し、そして一般道上で出した414km/hは「そうとうな価値がある」と言えそうですね。
むろん、ラディム・パッサー氏は今回の記録達成に際して一切の違法行為を行っておらず、合法にこれを達成したということも称賛に値すると思います。
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そして無事に記録を達成し、すべてが安全に行われたことを神に感謝(ぼくは無神論者だが、気持ちはわかる)。
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最後は満面の笑みで帰路につくラディム・パッサー氏。
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一般人がアウトバーン上にて、ブガッティ・シロンを駆り時速414km/hを記録する動画はこちら
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参照:Radim Passer