
| もしかするとシロンのほうはちょっとした補修にて状況を復元できそうだが |
ヒットした後にだけ集まってくる人々のなんと浅ましいことよ
さて、モナコにてエイドリアン・スーティル(元F1ドライバー)の所有するブガッティ・シロン・ピュールスポール(ピュアスポーツ)がクラッシュし、その際の動画がインスタグラム上に公開されることに。
エイドリアン・スーティルのシロンはシルバーの車体前半にクリアグリーンカーボンの後半という他にない仕様を持っており、その印象的な姿からグリーン・ラプソディとも呼ばれています。
ちなみにエイドリアン・スーティルはF1参戦時代、128戦において一度も表彰台を獲得できず、「表彰台未獲得の出場回数」記録を更新したことがあり、かつF1の去り際は「暴行事件による訴訟(有罪判決を受けている)というものでしたが、2020年には生産わずか20台という希少なマクラーレン・セナLMをクラッシュさせてしまったことがあり、「目立った成績を残せなかった割に相当な収入があるようだ」というちょっと不思議な人でもありますね。
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ブガッティ・シロン・ピュールスポールのクラッシュはこうやって起きた
そこで今回のブガッティ・シロン・ピュールスポールのクラッシュについて、モナコにて縦列駐車をしようとしていた際に発生したようで、シロンをいったん前に振り出してバックを開始。

結構狭いスペースですが、慎重にバックさせ・・・。

結構危険水域に達し・・・。

メキョっと嫌な音を立ててシロンのリアディフューザー上部がメルセデス・ベンツのナンバープレートとバンパーを押しつぶすことに。

なお、この際のドライバーがエイドリアン・スーティルであったかどうかは不明であり、そして周囲からは(シロンとメルセデス・ベンツが当たった瞬間)「Oh...」という声が聞かれていますが、周囲に人がいるにもかかわらず、誰も誘導していないのにはちょっとびっくり。
ちなみにですが、昨年にもモナコの高級ホテル前にて、同じようにバックして縦列駐車をしようとするブガッティ・ディーヴォが後ろのメルセデス・ベンツにヒットしてしまうという一件があり、この際にも(ホテルの人含め)だれもディーヴォを誘導しなかったことに驚かされたものですが、モナコではこれが「当たり前」なのかもしれません。
参考までに、国によってこういった状況での人々の対応はかなり異なるといい、「道で気分が悪くなり座り込んだフリをして、どれくらいの人が助けるか」を調べるために行った社会実験によると、欧州(とくに北の方)では声をかける人がほとんどおらず、逆にアメリカでは最初に通りがかった人が声をかけたり、周りからも人が集まって心配してくれたりするという例が見られたといい(アメリカ人優しいな)、ここは「地域ごとの特性」が現れたということなのかもしれません。
もう一つ参考までに、かの有名な建築家、アントニオ・ガウディは道端で倒れ、(身なりが質素さったこともあるそうですが)誰からも助けられずそのまま亡くなったと言われるので、欧州では少なからず「他人とは関らない(関わるのが失礼という考え方もあるようだ)」という傾向が強いのだとも考えられます。
エイドリアン・スーティルのブガッティ・シロン・ピュールスポールがクラッシュする動画はこちら
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参照:carvilux(Instargram)