![ブガッティが12年前に辰年を祝った「ヴェイロン グランスポーツ ウェイロン」が競売に。内外装には龍をモチーフにした仕様も](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2024/02/Bugatti-Veyron8.png)
| このヴェイロン グランスポーツ ウェイロンが競売に登場するのは非常に珍しいことである |
中国のブガッティコレクターはこれを見逃すことはできないだろう
さて、ブガッティが2012年に発表したワンオフモデル、「ヴェイロン グランスポーツ ウェイロン(Wei Long)」がオークションに登場。
これは当時ブガッティが「辰年」を祝って製作したもので、158万ユーロ(約2億5500万円)にて販売されています。
生産台数について公表されていないので存在する個体数は不明ではありますが(おそらくは1台だとされる)、今回出品されているのはグランスポーツシリーズ58台のうちの「50番目」のシリアルナンバーを持つものだとされ、走行距離はわずか8,428km。
現在の価格は(オークション終了まで7日を残して)90万ユーロにまで上昇しており、近年のヴェイロンの相場を見るに、最終的には新車価格を超えるものと思われます。
![](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2024/02/Bugatti-Veyron.png)
ヴェイロン グランスポーツ ウェイロンはこんな仕様を持っている
そこでこのヴェイロン グランスポーツ ウェイロンを見てみると、ボディカラーはポーセリンホワイト、インテリアはレッド(カーマイン)。
随所には龍が再現されており、オイルフィラーキャップやフューエルフィラーキャップ、ホイールセンターキャップ、リアバルクヘッドには龍をモチーフにした陶磁器製のインサートが用いられ・・・。
![](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2024/02/Bugatti-Veyron3.png)
ヘッドレストにも「龍」。
![](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2024/02/Bugatti-Veyron2.png)
ホイールにもレッドが用いられ(ダイヤモンドカットとポリッシュ仕上げ)、全体的にクリーンな印象が感じられますね。
![](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2024/02/Bugatti-Veyron9.png)
現在このヴェイロン グランスポーツ ウェイロンはモナコのコレクターが保管しているといい、直近では昨年11月にブガッティ・スイスによるメンテンスが施され、画像においても非常に優れたコンディションを持つように見受けられます。
![](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2024/02/Bugatti-Veyron6.png)
内外装にはブラッシュド仕上げのアルミニウム(フィニッシュの特性上、マットに見える)が随所に用いられ、これによっていっそうの高級感が演出されているように思います。
![](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2024/02/Bugatti-Veyron5.jpg)
エンジンヘッドカバーにもブラッシュド・アルミニウムが採用され、搭載されるエンジンはもちろん8リッター・クワッドターボW16。
![](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2024/02/Bugatti-Veyron4.png)
合わせて読みたい、ブガッティ・ヴェイロン関連投稿
-
-
まさにミッション・インポッシブル!ブガッティ・ヴェイロンのエンジン整備は困難を極め、パーツや作業難易度の高さにより、プラグ/コイルの交換だけで460万円
| たしかにこれだけの手間がかかるのであれば、このコストにも納得せざるを得ない | しかもこのショップは作業時間を短縮しており、ブガッティの正規ディーラーでの整備であればさらにコストがかかるのは間違い ...
続きを見る
-
-
「作りかけ」のブガッティ・ヴェイロンのリムジンが競売に出品、340万円で落札される。もちろんレプリカ、ただし非常によくできているようだ
| おそらく購入者はこれを仕上げて「観光用」に供するものと思われるが、ブガッティのリムジンは珍しく、人気が出るかも | そして「製作途中」のリムジンが出品されることはそう珍しくない さて、中古車サイト ...
続きを見る
-
-
ブガッティ自らが手掛けたヴェイロンのレストア2台が公開!1台は内外装をカラーチェンジ、もう一台は内装のトーンを明るく。レストアに際しては完全に車体を分解することに
| 分解し、パーツを新品同様に修正し、さらに革を貼ったり塗装することを考えると、とんでもないコストが掛りそう | なお、レストア開始から完了までにかかるのは構想含めて約3年 さて、ブガッティは2021 ...
続きを見る
参照 / Photo:Collecting Cars