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ブガッティはさらに4つのモデルを企画中。まずはシロン・ロードスター、次いでガリビエールの可能性も

2016/06/01

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シロンを発表したばかりのブガッティですが、ウルフギャング・デュラハイマ-CEOによると「4つモデルの可能性を考えている」とのこと。
あくまでも考えているだけで発売するかどうかは未定ですが、「シロン・ロードスター」は間違いなく登場する模様。

シロン・ロードスターはクーペ版のデザイン的特徴とも言えるセンターのフィンのようなものを残して「Tバー」形状となるようですが、けっこう面白いルックスになりそうです。
なお4ドア版の「ガリビエール」も有力な候補とのことですが、これはコンセプトの発表時期が悪く、ちょうど世界的な景気減速に入っていたころのもので、当時計画が「凍結」されていたモデル。
現在ブガッティは受注も好調であり超高級サルーンを購入する層もけっこういるだろうということで計画が「解凍」になったのかもしれませんね。

関連投稿:ブガッティはシロンの「次」に何を発売?SUVかサルーンなのかを考える

ブガッティがSUV市場に参入したら?というレンダリングが公開に。
Peisert Designによるもので、シロンをそのままオフローダー化したようなルックスとなっています。
現在ブガッティはSUVを開発というウワサはないものの、ベントレーが既に(SUV市場へ)参入し、マセラティ、ジャガーもそれぞれ新型車投入、次いでランボルギーニやアストンマーティンもここへ参戦するとなると、ブガッティも何か考えざるを得ないかもしれません。

ブガッティがSUVを発売するとなると、当然ながらその価格は「数億円」ということになりそうですが、そこまで高価ではなくともロールスロイスも「カリナン」を導入しますし、なによりメインとなる市場の中東ではその利便性から大きな人気となるかもしれません。

なおブガッティは2009年にブランド100周年を祝う式典において「16Cガリビエールコンセプト」を発表しており、これは4ドアサルーン。
同時期にランボルギーニも4ドアサルーンとなる「エストーケ」を発表しており、この時期はグループとして「サルーン」市場に注目していた可能性もありますね。

こちらはランボルギーニ・エストーケ。

ただし同時期(というか発表の前に)に「リーマン・ショック」があり、市場自体が冷え込んで両方とも発売は見送られたわけですが、ブガッティのCEOであるウルフギャング・デュラハイマー氏は「シロンの次も考えている」と発言しており、それがガリビエールの市販モデルなのか、それともSUVになるのかはいまのところ不明。

ランボルギーニにおいては「エストーケ」のかわりにウルスを発売する意向ですし、アウディもQ8発売、と全体的にグループ内で「SUVムード」が高まっており、ここはやはり「シロンの次はSUV」なのかもしれない、と思います。

関連投稿:ブガッティCEO「シロン・ハイブリッドも有り得る」。ポルシェ918スパイダーのシステムを搭載か

ブガッティCEO、デュラハイマー氏によると、「シロンにハイブリッド搭載もありうる」とのこと。
ブガッティは先日ガリビエールの発売を匂わせたりヴィジョン・グランツーリスモの限定発売の噂が流れたりしていますが、にわかに活動が活発化。

なおデュラハイマー氏はアウディでe-tronプロジェクトを推進してきた人物でもありハイブリッドにも精通していると考えられ、またブガッティはポルシェと良好な関係を築いており(グループの中ではアウディ+ランボルギーニ派とポルシェ+ブガッティ派に分かれているとされる)、ポルシェ918スパイダーのハイブリッドシステム流用もあるのでは、と考えています。

ポルシェとしても918スパイダーのみにそのハイブリッドシステムを使用するのでは開発コストのモトが取れないと思われますし、デュラは今−CEOの言う「街中ではエレクトリック、そして高速域ではパフォーマンスを向上」というものと一致しますね。

ポルシェ918スパイダーに採用されるハイブリッドシステムはトランスミッションに1モーター、フロントアクスルに2モーターの合計3モーター。
一定速度や一定距離までであればEVとしてモーターのみの走行が可能であり、これはランボルギーニのコンセプトカー「アステリオン」にも搭載されています。
なおモーターの構成としては新型ホンダNSXと同様ですね。


関連投稿:ブガッティがガリビエールの市販を検討か。シロンに次ぐ「第2のブガッティ」

ブガッティCEO、ウルフギャング・デュラハイマー氏によると、「第二のブガッティ」を検討中とのこと。
案そのものは4つあるそうですが、そのうち最も有力なのがガリビエールだそうです。

現在のところ超高級セダンはロールスロイスの独壇場であり、ここへブガッティが狙いをつけるのは当然かもしれません。
残り3つの案のうち一つはSUVと思われますが、こちらもロールス・ロイス「カリナン」の登場が控えており、遅かれ早かれブガッティもここへ参入するのかもですね。

ブガッティ・ガリビエール正確には「BUGATTI 16C GLIBBER CONCEPT」は2009年のブガッティ100年創立記念車として発表され、1500馬力、0-100キロ加速2.5秒、最高時速400キロオーバーというもはや「ハイパーカー」なみの性能を備えるウルトラセダン。

ボディパネルはカーボンファイバー、内装に採用される時計はパルミジャーニ・フルリエ(しかもトゥールビヨン)という豪華さ。

発表された時期はリーマンショック後の世界的リセッション真っ只中ということもあり、同じグループのランボルギーニ・エストーケとともに凍結。
その後ブガッティもヴェイロンの観梅に苦労したという経緯もあり、なかなか日の目を見ることがなかった車でもありますね。

関連投稿:ブガッティ・シロン後継はエレクトリック化の可能性。加えて「第二のモデル」登場?

ブガッティがシロンの後継について、「エレクトリック化」されるだろう、と発言。
これはオートカーのインタビューに対し、ブガッティのCEOであるウルフギャング・デュラハイマー氏が語ったもので、シロン次期モデルについて「エレクトリック化されるだろう」とのこと。
ただ、その登場時期やどうエレクトリックされるのかについては言及しておらず、「まだまだ次期モデル発売までの道のりは長い」としており、それまでにはバッテリーやモーター技術は大きく進歩する可能性があるとしています(それによってハイブリッドなのかピュアEVなのかが決定されるのかも)。

正直この辺り将来は不透明で、というのもウルフギャング・デュラハイマー氏はベントレーCEOも兼任しており、以前に「ハイブリッドは過渡的技術であり無駄があるため、ベントレーではハイブリッドは見送り、いきなりピュアEVを発売」と述べていたのに対し、ベンテイガでは「ハイブリッド」が設定されることが明らかに。

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これはおそらくポルシェ・カイエンやアウディQ7などプラットフォームを共有するモデルにハイブリッドが設定されることから「新規にハイブリッドシステムを開発しなくても比較的容易に流用ができる」ためとは思われますが、ベントレーはピュアEVのコンセプトカー「EXP 12 Speed 6e」を発表するなど、とにかくエレクトリック化には積極的。

なおウルフギャング・デュラハイマー氏はアウディ本体に在籍していたころ、「e-tron計画」を率いていた人物であり(一旦頓挫したのちに更迭されベントレーとブガッティを率いることに)、それを考えるとエレクトリック化に熱心なのもわかるような気がします。

ちなみに同じインタビューでは「シロンの生産は8年程度を予定」としており、シロン存命中に「第二のモデル」を投入することも示唆。
おそらくはガリビエールのようなサルーンになると思われますが、フロイド・メイウェザーのように「ブガッティを購入する人は複数台購入」する傾向にあり、十分に市場はありそうです。

関連投稿:シロンの次はこれ?デザイナーの考えたブガッティのSUVとサルーン

デザイナーであるOndrej Jirec氏の考えたコンセプトカー、「ブガッティ・グランド・コロンビア」。
ブガッティのクーペSUVとなりますが、画像で見ただけでも「デカイんだろうな」と思わせるに十分。
ロールスロイスは近い将来に初のSUV、カリナンを投入しますが、そのライバルとしても現実的に考えられそうですね。

内装もしっかり再現されていますが、4ドアサルーンの「ガリビエール」のイメージが濃いようです。

下の画像はまた別のデザイナー、Dejan Hristov氏による「ブガッティ・スーパーセダン・コンセプト」。
4ドアサルーンというよりは、シロンを4ドア化した、スポーツカー的なイメージですね。

ブガッティはシロンを発売したばかりですが、そのCEO、ウルフギャング・デュラハイマー氏は「次を考えている」としており、SUVもしくはサルーンについてなんらかのプランを持っていると考えられ、実際に登場するとこれまた衝撃的な車になりそうです。

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