| メガーヌR.S.は思ったよりも迫力がスゴかった |
さて、日本でも発表されたばかりのメーガヌR.S.(車両本体価格440万円)を見に「ルノー箕面」さんへ。
第一印象としては「デカっ!」というものですが、それもそのはずで全幅はなんと「1875ミリ」。※ポルシェ718ケイマンより7.5センチも広い
メガーヌGTの全幅が1815ミリなので、片側3センチ、合計6センチもワイド化されている、ということになりますね。
なお、展示車のボディカラーはメガーヌR.S.専用色の「オランジュ・トニックM(156,600円のオプション)」。
強い光が当たるとイエローっぽくも見える魅惑的な色となっています。
メガーヌR.S.の外装を見てみよう
メガーヌR.S.の「R.S.」は「レーシングスポーツ」ではなく「ルノー・スポール」の略。
よってRSではなく”R.S.”と表記するのが正しいということになりますが、ルノー・スポールはF1はじめルノーのモータースポーツを統括する部門であり、そのルノー・スポールが作り上げたのが「メガーヌR.S.」となります。
そして、それはベース車両をチョイチョイと弄ったというレベルではなく、基本設計から「ルノースポール仕様」になっている、と考えるべきクルマでもありますね(つまり通常のメガーヌとは似て非なるクルマである)。
よってその外観もモータースポーツを強く意識したものとなりますが、端的なのは「F1タイプエアインテークブレード」。
アクセントカラーはサテン仕上げの「ガンメタルグレー」です。
そしてリヤディフューザーも同様であり、これは車体のかなり奥から伸びていて、しかもリアバンパーのけっこう高い位置にまで巻き上げられることに。
なおフロアはフラットボトム。
ホイールは専用デザインの「インテルラゴス(ブラジルのサーキットで、F1が開催される)」。
ブレーキはブレンボ製、タイヤもブリジストンの専用サイズを採用しています。
フェンダーにおいてはフロントが60ミリ、リアが45ミリ拡大されていますが、そのブリスターぶりは肉眼で見ると「おお」と声が出てしまうほど。
なお、フロントフェンダーの後ろにはエアアウトレットがありますが、これはフェンダーの内圧を抜くのではなくエンジンルームの排熱用。
エキゾーストパイプは「センター」で、これまた巨大。
そしてメガーヌR.S.の外観における特徴の一つでもある、フロントバンパー内に位置しているチェッカーフラッグ状の「R.S.ビジョン」。
これは「スモールランプ」「フォグランプ」「ハイビーム」が組み合わせられたもので、個別または同時に点灯することでそれぞれの機能を果たし、さらにコーナリングランプも兼ねるという優れもの。
ヘッドライトはLEDで、レンズ自体はルノー独特の「Cシェイプ」デザインを持っています。
とにかくアグレッシブとしか言いようがないルックスを持っていて、オフィシャルフォトで新型メガーヌR.S.を見たときに、「新型はちょっと大人しくなってしまったな」と考えた自分が恥ずかしくなるほど。
メガーヌR.S.の内装を見てみよう
新型メガーヌR.S.のインテリアは、エクステリアに劣らぬほどスパルタン。
シートはもちろんバケット形状で、これは「シートもサスペンション含む車体の一部」と考えるルノー・スポールによる専用設計。
表皮はアルカンターラで、レッドにて「R.S.」の刺繍が入ります。
ステアリングホイールはフルグレインレザーで「レッドのセンターマーク」入り、そしてサイドにはディンプル加工。
パドルシフトはかなり大きくステアリングホイールに沿ったデザインを持ち、(たぶん)アルミ製で剛性感も抜群です。
ペダルはシンプルなアルミ製で、妙にラバーとのコンビネーションがデザインされていないところに「本気」を感じますね。
ドアの内張はカーボン調クロス。
レッドステッチや金属超の加飾が施され、さらにドアパネルやダッシュボードにはぼくの大好きな「アンビエントランプ」も内蔵されています。
新型ルノー・メガーヌR.S.を見てきたのはルノー箕面
新型メガーヌR.S.が展示されているのはルノー箕面さん。
ずいぶん前からのお付き合いですが、いつも良くしていただき、この場を借りてお礼申し上げます。
箕面市西宿2丁目2-12