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| 限定にて市販が決まったと言われるも、本当に出るかどうかはわからない |
世界中でレアカーを紹介し続ける女流スーパーカー系ユーチューバー、スーパーカーブロンディさん。
今回はアウディAI:RACE(以前はPB18 e-tronという名称だったが改名)を動画にて紹介しています。
自動車系ユーチューバーは数あれど、これほど幅広いクルマを紹介し、しかもメーカーとの強いパイプを持つ人も少ないかもしれません。
これまでにもDSやランボルギーニ製ワンオフコンセプトカーのレビューを公開していますが、今回のAI-RACEもやはり「現在では世界に一台しか存在しない」クルマです。
アウディAI:Raceはこんなクルマ
なお、このAI:RACEはその名の通り「サーキット走行」を主眼においたクルマ。
もともとは上述の通り「PB(ペブルビーチ)18 e-tron」として発表されたものの、その後アウディは「AICON」「AI:Trail」「AI:me」など”AI”という名称をコンセプトカーに与えており、このAI-RACEもそれに倣って習性を行ったものだと言えそうですね。
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そしてこのAI-RACEはピュアエレクトリックカー。
パワーソースは「ソリッドステートバッテリー(現段階ではまだリチウムイオンバッテリー搭載と思われる)」、モーターはフロントに1つ、リアに2つという4WDで、0−100km/h加速は2秒未満だとされています(この性能についても、現段階では未達だと考えられる)。
ボディサイズは全長4,530ミリ、全幅2,000ミリ、全高1,150ミリだと公表されており、相当に広く、相当に低い車だといえます。
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そしてこのAI:RACEはペブルビーチにて発表された後には非常に大きな反響を呼び、50台限定で発売が決まったとも報じられていますが、今のところは具体的な話もなく(ソリッドステートバッテリー搭載だとあと4〜5年は開発期間として必要っぽい)、予断を許さない状況でもありますね。
ボディ形状は見たまんまの「ワゴン」を採用し、そのため荷室容量はスポーツカーとしては破格の470リッター。
800ボルト充電を使用すればバッテリーを15分で充電できるとしており、一回の満充電当たり走行可能距離は500km。
車体構造はカーボンファイバーとアルミニウムとを使用することで1,550kmに収まっている、とアナウンスされています(現時点では目標スペック)。
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アウディAI:Raceの細部はこうなっている
そして今回の動画で紹介されるアウディAI:Raceの細部。
後方確認は「カメラ」において行い、ルーフ付近にマウントされます。
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ルーフエンドは通常時だとこんな形状。
![q112](https://live.staticflickr.com/65535/48997700563_bc002ac929_c.jpg)
しかしながら高速走行時には後ろに展開し、かつ左右に広がります。
この「左右に広がる」のはポルシェ・パナメーラ・ターボのリアウイングと同じ技術ですね。
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アウディAI:Raceのインテリアはこうなっている
そしてこちらがAI:Raceのもっとも大きな特徴が存在する「インテリア」。
一見すると「未来っぽい、いかにもコンセプトカーライクなインテリア」ですが・・・
![q10](https://live.staticflickr.com/65535/48997700923_7ca824e2aa_c.jpg)
この「シートやステアリングホイール、メーターを含むモジュール」はこんな感じで左右に移動可能(シートポジションは右、左、センターが選べる)
![q9](https://live.staticflickr.com/65535/48998452307_afd0e1d716_c.jpg)
実際に乗り込むのは結構難しそう(ランボルギーニ・ウラカンよりも車高が低い)。
そして面白いのは、ドアを開いた上で、この「コクピット(セル)」に乗り込むのにさらに小さなドアを開く必要がある、ということ。
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乗り込んで小さなドアを閉めるとこう。
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メーターはこんな感じで「透明のパネル」に各種情報が表示(ただし現段階では表示はダミーのようだ)。
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フロントフード中央はかなり低く、道路をメーター越しに見ることができるのが新鮮。
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走行できる個体がある(走行できるように作られていた)というのは驚きそのものですが、非常に魅力的なクルマであり、今後の市販に向けた開発状況については非常に興味のあるところ。
とくに「ソリッドステートバッテリー」についてはどうなるのかが最大の焦点だと言えそうです。
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VIA:Supercar Blondie