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BMWがニセのエンジン音を出す研究を加速化。将来のEV時代に向け「できるだけいい音を」

2017/12/22

| 現在でもBMWは多くのモデルにこの装置を採用 |

BMWは今後発売してゆくEVやプラグインハイブリッドについて、「より魅力的なサウンドを発生させるように研究中」とのこと。
BMWはかなり早い段階から「フェイク」のエンジン(エキゾースト)サウンドを発生させる装置を導入しており、先代M5、現行M3やM4、i8、X5M/X6Mにも装備されているもの。
これはアクセルを踏み込むと「迫力ある(ニセの)サウンドが車内のスピーカーを通じて再生される)」という内容です。

EVでも直6やV8サウンドに?

これについては様々な批判があり、しかしBMWはさらにこれを進めるということに。※日産もこの装置を導入し、フェアレディZなどに採用している
なお、このデバイスは「アクティブ・サウンド・デザイン」と命名されており、車内にエンジン音(排気音)を流すのみではなく、法的に義務付けられる(歩行者へ存在を知らせるための)外部へと発するサウンドもこれに含まれる、とのこと。

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なおアメリカでこの「擬似エンジン音」が義務付けられるのは2019年9月1日からだとしており、これによって年間2,400人がこれに関する事故に遭わずに住むようになる、と見られています。

BMWによると将来のEVやプラグインハイブリッドに装着される擬似エンジン音についての研究は始まったばかりで、これについては直6もしくはV8に近いものとなる見込み。
「EVにガソリンエンジン音」というのはちょっと矛盾を感じ無いわけではなく、もし数十年後に「ガソリンエンジン車がほとんどなくなってしまった時に」ガソリンエンジンの音を出すEVが走っている、というのはかなり奇妙。

本物のガソリンエンジンを知らない世代が「ニセのガソリンエンジンの音を聞く」ことになり、であればEVに関してはガソリンエンジン音ではなく、何か別のサウンドを考えた方がいいのでは、と考えたりします。

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