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BMWがさらに中国重視の姿勢を語る。「巨大グリルに加え、中国人が好むエレガントなクーペ風セダンに注力する」

2020/04/28

| 中国人はSUVよりもエレガントなセダンを好む傾向があるようだ |

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BMWが今後のデザイン的方向性についてAutoblogへと語り、その内容によると「今後SUVはカジュアルに、セダンはエレガントに」。

この「カジュアル」「エレガント」については家の中の様子を比喩として用いていますが、SUVはたとえるならばリビングルームやオープンキッチンのように団らんやコミュニケーションを重視したカジュアルなもので、「エレガント」とはフォーマルなダイニングルームをイメージしていると説明。

さらにはマーケットによる嗜好を明らかにしており、中国市場では「エレガント」、欧米では「カジュアル」が好まれると述べ、つまり中国市場ではエレガントなセダン、欧米ではカジュアルなSUVが好まれるとも。

中国人がもっとも好むのは「セダン」

なお、中国ではSUVが好まれるという印象があるものの、もっとも人気があるのは「セダン」。

つい最近も、セダン販売のうち51%が中国にて販売されていると報じられたばかりですね。

中国でセダンが好まれる理由については明らかではないものの、そのうちの一つは「荷物と同じスペースに乗りたくない」というものがあるようで、つまりはエンジンルーム、キャビン、カーゴルームという区分けがなされた「3ボックス」を求める傾向が強いと言われています。

さらにはベンチシートよりも「個々の独立したシート」を重要視する人々も多く、そうなると「セダン」以外の選択肢はないのかもしれませんね。

全世界セダン市場の51%は中国!次いで北米は22%、欧州はわずか6%。セダン販売の53%は4社が占めるという特殊な状況に思うこと

BMWは中国重視の姿勢を崩さない

そしてBMWは今後も中国重視の姿勢を強めてゆくことになりそうで、「我々の中国の顧客は、さらにエレガントなスタイルを求めている」と語っており、それはi4やグランクーペののように「緩やかな傾斜を持つリアウインドウ」に象徴される、とも。

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EVなのにフロントグリルはデカかった!BMW コンセプトi4の公式画像がこちら

BMWは以前に「中国人は大きなグリルを好む」とも述べ、よって今後もキドニーグリルを拡大してゆく意向を示していますが、これはほかの自動車メーカーに比較してもかなり強硬かつアグレッシブ。

そしてBMWのもう一つの特徴はクーペ風セダン、つまりグランクーペ(複数セグメントにて)を持つことですが、これも中国対策だと考えると合点がゆきますね。

そして「クーペボディ」が好まれる証左としては、マツダが中国でのみクーペSUV「CX-4」を発売していたり、ホンダも中国では多くのクーペ風SUVを揃えているということも挙げられます。

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これが中国ホンダの最高級SUV”アヴァンシア”だ!グリルが大きく、より中国市場にマッチした2020年モデル登場

ロールスロイスも「クーペ風セダン」に?

そしてつい最近目撃された新型ロールスロイス・ゴーストのプロトタイプを見ると、これまでのゴーストとは異なり、リアウインドウがクーペ風。

もしかするとこれも「BMWが中国市場を意識した結果(ロールスロイスは現在、BMW傘下)」なのかもしれませんね。

新型ロールスロイス・ゴーストの試作車が目撃!ファントムの小型版ではなく「レイスの4ドア版」に?

VIA: Autoblog

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