| ミニカーといえど、並べてみると色々な違いやメーカーの考え方の差が見えてくる |
さて、最近買ったもの3連発。
今回はフェラーリ488GTB(トミカ)、マクラーレン720S(トミカ)、そしてエルメスのボウタイ。
まずはトミカですが、これはなんとなく「ランボルギーニと、フェラーリと、マクラーレンを並べてみたくなった」ため。
なお、トミカはここ最近急速にスーパーカーのラインアップを拡充しており、フェラーリだとほかにF8トリブート、エンツォフェラーリ、ラ・フェラーリがあり、ランボルギーニだとウラカン・ペルフォルマンテのほかにアヴェンタドールSVJとウルス、マクラーレンだとスピードテールが発売されています(ほかにアストンマーティン・ヴァンキッシュも発売された)。
最近のトミカは侮れない
ぼくは一時、そのディティールの甘さを理由にトミカから(海外生産になってから急速に品質が下がった時期がある)離れていた時期がありますが、ここ最近はそのクオリティが上がってきたこともあってトミカにカムバック。
さらに最近のトミカは「スケール」も気にするようになり、外箱にはスケール表記もなされるようになっています(今回購入したフェラーリ488GTB、マクラーレン720Sは1/62スケール)。
こうやって見るとかなりうまく雰囲気を捉えていることがわかりますが、これでホイールが「実車同様のデザインであれば」かなりのレベルだと言って良さそう(コストを考えるとこれが限界だとは理解している)。
マクラーレン720Sはややディティールが甘い
こちらはマクラーレン720S。
フェラーリ488GTBに比較するとややディティールがユルいように思われますが、マクラーレン720S(実車)はエアロダイナミクスを重視した構造を持つということもあって「隙間」が多く、しかしトミカのように鋳造で製造する場合はこれを再現するのは非常に困難。
鋳造であっても別体パーツを装着すれば再現度が高くなるものの、トミカの性格(ディスプレイモデルではない)や価格(450円)を考慮すると、壊れやすいパーツを装着したり製造・組み立てコストを増加させるわけにもゆかず、これは致し方ない部分。
実際のところトミカは制限の中でもかなり頑張っている方だと考えていて、なんとか「隙間」を実現しようとする努力も見て取ることができ、マクラーレン特有の「空気の流れが目に見えるような」デザインもしっかり再現されています。
ランボルギーニ、フェラーリ、マクラーレンを並べてみた
こちらがランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ、フェラーリ488GTB、マクラーレン720Sを並べてみた図。
いずれもミドシップというパッケージングを持ちますが、こうやって見るとけっこうな相違があることがわかり、ウラカンはフロントウインドウの位置が前にあってルーフが長いことがわかります。
加えて「面」が強調され(とくにフロントウインドウ)、Cピラーからエアをガバっと取り入れるレイアウトを持っていることがわかります。
そして右端のマクラーレン720Sですが、ウラカンとは反対に「丸い」デザインを持ち、張り出しが少ないことがわかります。
フロントの左右もラウンドしていて、キャビンは完全なティアドロップ、そして出っ張ったエアインテークはナシ。
これを見るに、マクラーレン720Sは相当に空気抵抗が少なそうでもあり、かなり効率が高いんだろうなと思わせます。
面白いのは、フェラーリからは両者の中間といった印象を受けることで、まさに「三者三様」。
今回ぼくがこの3台を並べてみたかったのは、こういった違いを見たかったわけですね。
エルメスのボウタイは「何かに使う」
そして最後はエルメスのボウタイ(パピヨン)。
これはエルメスのスカーフを使用して作られたものですが、同じ柄を持つものはふたつとない、というシロモノ。
ただしサイズは普通のボウタイよりも小さく、実際に着用するのはちょっと見た目的に難しいかも(物理的に着用するのは可能)。
よって加工してキーホルダーとして使用したいと考えていますが、「ブルー」を選んだのは、納車待ちのウラカンのボディカラーと合わせたため。
猫さんの首輪にちょうどいいサイズかもしれません。