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BMWはどうしてもグリルを大きくしたい!早くもX2の”巨大グリル装備”フェイスリフト版試作車が走行中

2020/04/25

| グリルを大きくするよりも価格を下げるほうが先決だと思う |

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BMW X2のフェイスリフト版試作車が目撃に。

BMW X2は2018年1月に発表されており、2年ちょっとでフェイスリフトが行われるというのはちょっと意外ではありますが、BMWとしてはフェイスリフトを急ぐだけの理由があるのかもしれません。

そしてその理由としては、現在BMWが強力に推し進めている「巨大キドニーグリル」。

これを一刻も早く全車標準装備にしたいのだと考えられ、そのためにフェイスリフト(マイナーチェンジ)を早めに行うという可能性もありそうです。

キドニーグリル以外は変更ナシ?

今回のスパイフォトを見ると、キドニーグリル部分がパネルとシートにて覆われていて、つまりはここが「変更対象」ということに。

そしてこのパネルの下には、上下に大きくなったキドニーグリルが隠れているものと思われますが、現行モデル(下の画像)と比較するとその大きさがよく分かります。

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ただ、ちょっと奇妙なのは、この大きなキドニーグリルを実現するためにバンパーの形状も変更せねばならないはずではあるものの、画像を見る限りではバンパーデザインが「変わっていない」こと。※フォグランプ周りはちょっとデザインが変更されているようだ

この状況を鑑みるに、今回のプロトタイプはごく初期のプロトタイプであり、各部について現行モデルを流用した車両なのではと考えられ、しかしヘッドライトは「新デザイン」となっていて、つまりはある程度開発が進んでいるということになりそう。

そしてさらに奇妙なのは、サイドやリアにも変更が見られないこと。

こちらはまずプロトタイプのサイド。

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こちらは現行モデルのサイド。

ドア下部のクラディング形状、サイドステップについても変更が無いように思われます。

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テールランプやリアバンパー、リアディフューザーの形状も現行とほぼ同じに見えますね。

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ちなみにこちらは現行モデル。

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BMW X2は存在感を発揮できていない?

BMW X2は「BMWのSUVにおける鬼っ子」のようなクルマであり、BMWが意図的にほかの車種とは異なるデザインを採用した力作。

X1やX3と比較するとスタイリッシュで、低いルーフにコンパクトなキャビンが与えられることによりスポーツカー的な印象も。

Cピラーには現行ラインナップで唯一BMWエンブレムが埋め込まれるというデザインを持ち、それだけこのX2の特殊性が際立ちます(発売時のキャッチコピーは”UNFOLLOW”)。

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一方で、このX2が売れているという話はあまり聞かず、その理由はちょっとナゾ。

同じように「都市生活者や若いカップル、単身者」をターゲットにしたアウディQ2が大きなヒットとなっているのとは対照的ではありますが、X2がイマイチ売れていないのはその価格設定に原因がありそうです。

アウディQ2(312万円)はもちろんQ3(376万円)よりも高価で、メルセデス・ベンツGLA(422万円)、ボルボXC40(396万円)よりも高い値付けを持っています。

ただ、けして「割高」というわけではなく、X2は非常に良い車だとは認識しているものの、ターゲットに比較して「良すぎた(つまりオーバースペックだった)」可能性があり、であればもうちょっとコストを下げ、販売価格を低く設定した方が良かったんじゃないかと思ったり。

BMWというブランド力、そしてデザインはほかに劣るものではなく(たまに街なかでX2を見かけると、”おっ”と思う)、このクルマが400万円以下で購入できればもっと売れるのかもしれませんね。

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