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え?BMWがミドシップスーパーカー?リアにエンジン搭載と思われる謎の8シリーズ試作車が目撃。次期X1とともに路上に放たれる

| たしかにBMWはスーパーカーに参入したい意向を持つと言われるが |

ちょっと寝耳に水な、「ミドシップっぽいBMW 8シリーズ」がニュルブルクリンク近郊にて目撃。

BMW 8シリーズというと直6もしくはV8エンジンをフロントに積む美しいクーペですが、今回のスパイフォトを見るに、車体前後にカモフラージュが施され、とくにリアサイドウインドウには吸気のためのスリット(方向からするに排気ではない)、そしてリアウインドウには謎のシートが貼られ、テールランプも試作品へと置き換えられている模様。

ミッドエンジンスポーツカーの試作車?

そして上記のような特徴から「これはBMWによる、ミドシックスーパースポーツの試作では?」という見方が多く、たしかにBMWは以前から「ミドシップスーパーカーを作りたい」という要望が社内に強く存在すると報じられ、しかしなかなかその許可がおりない、とも。

ただ、ビジョンMネクスト・コンセプトを市販するという話もあって、「現行i8が販売終了となるのにあわせ、次期i8と、M部門が開発するミドシップスーパーカーとを合体させたスポーツカーを(ビジョンMネクスト・コンセプトの市販モデルとして)発売する」という報道も多々。

なお、現在BMWはコロナウイルスの影響を強く受けており、従業員の大量解雇を実施するなど「かなり厳しい」状況にあるのもまた事実。

よって実績に乏しく、コストの割に利益改修が難しいミドシップスポーツをここで投入する理由は「薄い」とは考えるものの、もしBMWが利益よりもブランディングを意識するのであれば、これもまた「アリ」かもしれません。

そして「イメージ」というのは「スポーツイメージ」を指し、というのも現在BMWはM部門を強化している最中で、そしておそらくこれは「利益が取れるから」。

今後(自動車業界全般的に)販売台数の大きな増加は望めず、となると1台あたりの利益をいかに大きくするかが重要になるわけですが、そういった環境の中で「M」と名のつくクルマは利益率が高く、BMWにとってもかなりありがたいシリーズだと言われます。

そして、その「Mモデル」の販売をさらに加速させようと考えたとき、フラッグシップとしてミドシップスーパースポーツがあったほうがいいのは間違いないのかもしれません(メルセデスAMGも、ミドシップではないものの、専売スーパースポーツであるAMG GTの登場によってイメージが大きく変わった)。

これがミドシップスポーツだとは断定しにくい

そこで今回の謎プロトタイプですが、フロントバンパー内には大きなインタークーラー。

ただしこれまでのモデルであってもターボエンジンを搭載していたので、これがあるからといってどう、という判断はできないと思います。

Mid-Engine-BMW-M8-1

サイドだとやはりリアクォーターウインドウのスリットが気になりますね。

Mid-Engine-BMW-M8-12

リアウインドウにはブラックのステッカーが貼られ、テールランプが変更に。

ここから推測するに、リアシート部分には見られたくないもの=エンジンが載っているとも思われ、テールランプが暫定となっているのは、エンジンと補機類の搭載によって車体後部の構造が大きく変わってしまったからなのかも。

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ただ、リアウインドウ越しにはフロントシートの背中も見え、ということは(もしミドシップであれば)エンジンの搭載位置はかなり低い、とも考えられます。※そしてエンジンルームと乗員スペースとの隔壁もなさそう

Mid-Engine-BMW-M8-17

ちょっとだけ見えるリアアンダーは意外とすっきり。

もしこれがミドシップカーの試作車であれば、室内にはエンジンや補機類が見えず、そして車体下部からもとくに出っ張りが見えないため、BMWは「かなりコンパクトなエンジンを積んでいる」とも考えられます(そのぶん、フロントをモーターで駆動したり、後輪をエレクトリックパワーでアシストするのかも)。

ただ、はじめてのミドシップスーパースポーツ、そしてその試作車にしては破綻がなさすぎ、ぼくとしてはこれを「新型ミドシップカー」だとは考えにくい、と判断しています。

Mid-Engine-BMW-M8-21

BMWは新型X1も路上に投入

そして先日、輸送される姿が目撃された次世代X1。

今回はその輸送先でということなのか、路上を走る姿が目撃されています。

2023-BMW-X1-spy-shots-3

まだまだ偽装が厚くそのスタイル等を判断するのは難しく、しかしちょっとだけボンネット先端が低くなりスポーティーなルックスを持つようにも。

最近のBMWはキドニーグリルを巨大化させる傾向にありますが、キドニーグリルの位置そのものを下げる方向性を採用しており、それによって鼻先を下げているという印象受けます(これによってマセラティ・レヴァンテっぽくも見える)。

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新型X1においてはその傾向をさらに強めるのか、それともゆるやかに下ってゆくルーフラインから推測できるように、X3との(外観的)差異をより拡大し、X1ならではの個性をもたせるとともに、BMWのSUVラインアップ間における差別化を明確にしてゆくのかもしれません。

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参照:CARSCOOPS

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