「BMWがハイパーカーを作ったら?」というレンダリングが登場。
ベースはアストンマーティン「ヴァルキリー」のようですが、i8の要素を反映しており、非常に良くできた(本物かと思えるほどの)レンダリングとなっています。
現在ハイパーカーとしては量産車メーカーからポルシェ918スパイダー、マクラーレンP1、ラ・フェラーリが登場しており、今後具体的なものとしてはアストンマーティン・ヴァルキリー、メルセデスAMGプロジェクト1が控えています。
その他アウディも「ハイパーカーはアリ」との見解を示しており、次々と各メーカーがハイパーカーに食指を動かす中、BMWはまさに「静観」。
ただし様子を伺うというよりは、むしろ「その計画がない」といったほうがよさそうですね。
反面BMWは「エレクトリック」「自動運転」について強い関心を示しており、巨額の投資を行った「i」ブランドについては今後エレクトリック/自動運転両方を備えるブランドへと成長させる意向で、ハイパーカーよりは「i」ブランドでのフラッグシップモデルの方に興味があるのかもしれません。
なお、BMWは「2021年にはレベル5の自動運転機能を備えてiブランドのフラッグシップを発売」としており、これはレベル3〜5の間で自動運転レベルを切り替え可能、としています。
その前の報道では、BMWはレベル5の達成には10年かかるとコメントしているものの、この予定を無理にでも早めるものと思われ、この分野での「勝者」を目指すのでしょうね。
ようは「キリのない」運動性能向上や馬力競争には見切りをつけ、ハイパーカーではなく別の方向性に特化し、自分たちの技術力をアピールでき、「絶対勝者になれる」分野での技術開発に注力しているものと思われます。
なお、「自動運転」のレベルは下記の通り。
ドライバーが運転に関する全ての操作を行う。
レベル1
加速・操舵・制動のいずれかを車両側が行う(自動ブレーキ含む)。
レベル2
加速・操舵・制動のうち、複数を車両が行う。
アダプティブ・クルーズコントロールもこれに該当。
レベル3
加速・操舵・制動を全て車両が行うが、緊急時や自動運転システムの限界時にはドライバーが操作を行う。
なお事故時の責任はドライバー。
レベル4
完全自動運転を車両が行い、ドライバーは運転に関与しない、または存在しない。
レベル5(新設)
レベル4に加え、走行に関して限定条件がない「完全自動運転」。
VIA:CARSCOOPS