![](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2020/06/mercedes-amg-e-63-3.jpg)
| 出力はAMG E63Sで612馬力と変わらず。やはり今の時代に出力向上は望めない? |
さて、ティーザー画像が公開されたばかりの新型メルセデスAMG E63ですが、早々にセダン、ステーションワゴンともにオンラインにてオフィシャルフォトとスペックが公開に。
すでにメルセデス・ベンツは「AMG E53」を発表しているものの、数字が示すとおり今回のE63はその上に位置するハイパフォーマンスモデルで、セダン・ステーションワゴン両方に「E63 4MATIC+」「E63 S 4MATIC+」(Sがあるかないか)が設定されています。
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新型メルセデスAMG E53発表!AMG初の「エアロホイール」採用、オプション追加にて遂に”ドリフト”が可能に
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外観はメルセデスAMG E53と若干の相違も
今回発表されたオフィシャルフォトを見ると、AMG E53とAMG E63シリーズとの間には相違が設けられ、ここは「ヒエラルキーを重視する」ドイツの自動車ブランドらしいところ。
フロントだとバンパー下部のエアインテーク形状が変更となり、AMG E63は左右ダクトが連結され「∞」に近い形状を持っています。
![mercedes-amg-e-63 (2)](https://live.staticflickr.com/65535/50017054138_3d79a58cb5_c.jpg)
リアではトランクリッドスポイラー形状(AMG E63Sセダンのスポイラーは、左右端が延長されている)、そしてリアディフューザー形状、テールパイプ形状(E63はスクエア)に差異があるようですね。
![mercedes-amg-e-63 (10)](https://live.staticflickr.com/65535/50017579801_7591e2eea4_c.jpg)
なお、今回の「新型」メルセデスAMG E63シリーズはフェイスリフト版となりますが、ベースは一足先にフェイスリフトを受けたEクラスであるため、基本的にはEクラスと同様の変更も反映されています。
![mercedes-amg-e-63 (9)](https://live.staticflickr.com/65535/50017053908_283b2de396_c.jpg)
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フロントグリル形状やヘッドライト、テールランプといったところがフェイスリフトによって切り替わった部分で、グリルは大きく(AMGモデルでは、インナーが縦スリット採用の”パナメリカーナ・グリル”となる)台形ベースに、ヘッドライトは細く長く。
![mercedes-amg-e-63 (4)](https://live.staticflickr.com/65535/50017054078_65489863d3_c.jpg)
テールランプはこれまでの「セダンは縦基調、クーペ/カブリオレは横長基調」というセオリーから、新型では全車横長へ。
ホイールは20インチ5スポークを採用するものの、AMG E53で採用された「エアロ」ではなくコンベンショナルなリム形状を持っています。
![mercedes-amg-e-63 (1)](https://live.staticflickr.com/65535/50017579631_5e70bab870_c.jpg)
新色として「グラファイトグレーメタリック」「シラスシルバーメタリック」「ブリリアントブルーマグノ」の3色が追加されており、そのうちブルーはマット仕上げ(メルセデス・ベンツではマット仕上げをマグノと呼ぶ)。
![mercedes-amg-e-63 (11)](https://live.staticflickr.com/65535/50017841317_757b341791_c.jpg)
こちらはメルセデスAMG E63ステーションワゴン。
![mercedes-amg-e-63 (15)](https://live.staticflickr.com/65535/50017841212_6b7bfb7cbc_c.jpg)
BMWは「M5」にワゴンを設定しないので、ワゴンに高い走行性能を求めるのであれば、このE63/E63Sステーションワゴンは最良の選択かもしれません(アルピナには高性能ワゴン”B5ビターボ・ツーリング”が設定されている)
![mercedes-amg-e-63 (12)](https://live.staticflickr.com/65535/50017579731_fa7e7088ee_c.jpg)
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新型メルセデスAMG E63シリーズのパフォーマンスはこうなっている
新型メルセデスAMG E63シリーズに搭載されるエンジンはおなじみ4リッターV8ツインターボで、E63 4MATIC+だと571馬力、E63S 4MATIC+だと612馬力(フェイスリフト前と変更はない)。
両者ともトランスミッションは9速AMGスピードシフト9G、駆動方式は4WDとなりますが、E63"S"のほうにのみドリフトモードが内蔵されます。
0-100km/h加速については、AMG E63が3.5秒(ステーションワゴンは3.6秒)、AMG E63Sでは3.4秒(ステーションワゴンは3.5秒)、最高速はAMG E63だと250km/h、AMG E63Sだと300km/h(ステーションワゴンは290km/h)。※両方ともリミッター介入
画像を見る限り、エンジンカバーには伝統の「ワンマン・ワンエンジン」のプレートが取り付けられているようですね。
![mercedes-amg-e-63 (7)](https://live.staticflickr.com/65535/50017579941_c42b01c151_c.jpg)
なお、「AMG E63」と「AMG E63S」との相違ですが、主には「ドライブモード」「ブレーキ」「最高速」。
ドライブモードについては、E63Sだと「RACE」が追加されてよりアグレッシブな制御が可能となり、ドリフト許容の設定も。
ブレーキだと、AMG E63がフロント360ミリ径を採用するのに対し、AMG E63 Sでは390ミリ径へと大径化。
最高速については、AMG E63は「250km/h」という紳士協定内に収まるのに対し、E63Sでは300km/h(セダン)に設定されています。
![mercedes-amg-e-63 (8)](https://live.staticflickr.com/65535/50017579891_d3047befb5_c.jpg)
新型メルセデスAMG E63のインテリアはこうなっている
そしてこちらは新型メルセデスAMG E63のインテリア。
大きな変更は見られず、インフォテイメントシステム(MBUX)とステアリングホイールが新しくなったくらい。
なお、この新しいAMGパフォーマンス・ステアリングホイールはスポーク部がダブルデッキとなることで表面積が拡大し、それによってスイッチ(タッチ式)の数を増やすことが可能となり、ステアリングホイールから手を離さずに操作できる機能と範囲が広くなっています。
![mercedes-amg-e-63 (6)](https://live.staticflickr.com/65535/50017579971_7cccf03e79_c.jpg)
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![mercedes-amg-e-63 (5)](https://live.staticflickr.com/65535/50017841562_9f04b4bb1f_c.jpg)
現時点では国内価格の発表はなく、参考までに現行AMG E63だと1733万円、AMG E63Sでは1875万円に設定されています。
VIA:Mercedes-Bensz