![カダフィ大佐が発注したものの、その後の政権転覆→殺害にて「納車前に行き場を失った」マイバッハ57Sクーペ](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2021/03/Mercedes-maybach-57S-Coupe.jpg)
| ある意味では歴史的な価値を持つマイバッハかもしれない |
さて、ムアンマル・アル=カッザーフィー(カダフィ大佐)が2010年にオーダーしたものの、2011年の政権崩壊によって殺害され、結局その手に渡らなかったというマイバッハ57Sクーペを紹介する動画が公開に。
なお、もともとこの年代のマイバッハに「クーペ」は存在せず、これは4ドアモデルのマイバッハをXenatecなるコーチビルダーが2ドアへと改装した個体です。
![1](https://live.staticflickr.com/65535/51042270721_fa6a9d15f2_c.jpg)
ちなみにXenatecはもともと100台のマイバッハ57Sクーペを製造する計画だったそうですが、実際に製造されたのは10台、もしくは動画によると「わずか8台」にとどまる模様。
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「存在しないはずの」マイバッハ2ドアクーペが中古市場に!コーチビルダーの作った全長5.7メートルの巨大クーペ
| 意外なことに複数台が製造されて販売されたらしい | https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/49775303016/in/album-7215771 ...
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もっとも特別なマイバッハ57Sクーペ
なお、今回動画にて紹介されるマイバッハ57Sクーペについて、「4番目」に製造された個体なのだそう。
参考までに動画では「3番目(ホワイト)」「1番目(ブラック)」の個体も登場します。
![6](https://live.staticflickr.com/65535/51042270616_b0f70022a3_c.jpg)
動画ではこのマイバッハ57Sクーペにつき、「世界で最も長いボディ(5.7メートル)を持つクーペのひとつ」と紹介。
![2](https://live.staticflickr.com/65535/51042364562_2ff5b7b209_c.jpg)
![JUN](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2023/11/JUN.jpg)
もちろん2ドア化に際しては「後ろのドアを埋めただけ」ではなく、Bピラーをいったんカットして後方へと移動さて、フロントドアも延長しており、相当な手間がかかっているクルマということになりますね。
ボディカラーは「マットホワイト」と「メタリックベージュ(光沢仕上げ)」との2トーンとなり、いかにも中東っぽいという印象です。
![4](https://live.staticflickr.com/65535/51041540143_e5c99f7c05_c.jpg)
搭載されるエンジンは6リッターV12、出力は640馬力、そして駆動輪は後輪のみ。
![50](https://live.staticflickr.com/65535/51042364687_e5bc522e72_c.jpg)
なお、エンジンについてはメルセデスAMG製のようで、ワン・マン、ワン・エンジンのしきたりに則り、組み立てた人の名が記されているようですね。
![49](https://live.staticflickr.com/65535/51042270821_04b747db74_c.jpg)
なお、クーペへのコンバートにおいては「ドア枚数を変えただけ」ではなくフロントバンパーの変更など数多くの変更がなされ、これが一層マイバッハ57Sクーペを特別なクルマに見せている模様。
フロントのロワーグリルにはマイバッハらしい「縦方向の」ルーバーが設けられ、その両脇にはLEDデイタイムランニングランプも装着済み。
![5](https://live.staticflickr.com/65535/51042270621_171dcd50d9_c.jpg)
なお、ブレーキキャリパーは4輪とも「キャリパーが2つづつ」。
車体重量は2,744キロだそうですが、その重量を支えるために追加されたのか、もともとの仕様なのかは不明です。
![51](https://live.staticflickr.com/65535/51042364647_9f5d9e2326_c.jpg)
リアアンダーにも、フロントと呼応するかのようなデザインを持ったリアディフューザー。
![40](https://live.staticflickr.com/65535/51042364462_50a4acd487_c.jpg)
フード上には燦然と輝くマイバッハのエンブレム。
![52](https://live.staticflickr.com/65535/51042364607_d091e35e8e_c.jpg)
マイバッハ57Sクーペのインテリアはこうなっている
そしてこちらがマイバッハ57Sクーペの室内。
ドアにはソフトクロージャーが装着されているようですね。
![48](https://live.staticflickr.com/65535/51042364757_1ec2f764bd_c.jpg)
レザーは「全張替え」となるそうですが、使用されるのはもちろん最高級グレードの素材です。
![47](https://live.staticflickr.com/65535/51042270866_b73c551e44_c.jpg)
見る限りだとインテリアカラーは3トーン。
濃いブラウンにちょっと薄めのブラウン、そしてクリームが使用されているようですね。
![44](https://live.staticflickr.com/65535/51042364432_dbc04e1c31_c.jpg)
後席も当然広々。
![41](https://live.staticflickr.com/65535/51042364442_bff2898d2a_c.jpg)
このマイバッハ57Sクーペの走行距離はわずか3000kmにとどまり、現在売りに出ている57Sクーペの中ではもっとも低走行なのだそう。
ただしそういったコンディションの良さ、カダフィ大佐のオーダーという背景もあって、販売価格は日本円にして約1億2500万円とかなり高価です(ほかの57Sクーペについては、おおよそ7000万円程度で販売されていたので、かなりのプレミアムが乗っていると考えていい)。
![46](https://live.staticflickr.com/65535/51042364782_37c893ce50_c.jpg)
マイバッハ57Sクーペを仔細に紹介する動画はこちら
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参照: MercBenzKing