
Image:IWC
| もともとはメルセデス「AMG」から始まったIWCとのコラボレーションではあるが |
今ではメルセデス・ベンツ本体、そしてF1にまで対象が及んでいる
クルマ好き、時計好きの双方にとって胸アツなコラボレーション腕時計が新しく登場。
自動車の歴史そのものと言えるメルセデス・ベンツは今年で「140周年」を迎えますが、そのがイノベーションの歴史と偉大な節目を祝し、長年のパートナーであるIWCシャフハウゼンから登場したのが「ビッグ・パイロット・ウォッチ・パーペチュアル・カレンダー・プロセット “140イヤーズ・メルセデス・ベンツ”(Ref. IW329603)」。
長らくモータースポーツの最高峰やハイパフォーマンスカーの世界で絆を深めてきた両者ではありますが、今回の記念モデルは「名前を貸しただけのコラボ」ではにとどまらず、IWCが誇る複雑機構の代表格である「パーペチュアル・カレンダー(永久カレンダー)」を現代のトレンドと実用性に合わせた42mmケースへ凝縮させた、まさに「至高の機械式時計」ともいうべき1本に仕上がっています。
今回は、この特別モデルの魅力やスペック、そしてクルマ好き・時計好きなら知っておきたい背景知識までを掘り下げてみたいと思います。

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この記事の要約
- メルセデス・ベンツ創業140周年を讃えるアニバーサリーモデル:自動車の祖たるメルセデスとIWCの長年のパートナーシップを結実させた特別な「プロセット(ProSet)」仕様
- 42mmケース×自社製Cal.82665:従来の46mm超えから扱いやすい42mmへと進化。日常使いに最適なサイズ感で「永久カレンダー」を搭載
- 西暦4桁&ムーンフェイズを完備:日・曜日・月・4桁西暦・永久ムーンフェイズを統合したIWCの真骨頂とも言える複雑機構
- 価格と利便性のバランス:価格は¥6,380,000(税込)。「EasX-CHANGE」システム採用でストラップ交換もワンタッチ
スペックと基本情報
まずは、時計としての地力を示すスペックを一覧にしたのがこちら。
| 項目 | 詳細スペック |
| リファレンス(型番) | IW329603 |
| モデル名 | ビッグ・パイロット・ウォッチ・パーペチュアル・カレンダー・プロセット “140イヤーズ・メルセデス・ベンツ” |
| ケース素材 | ステンレススティール |
| ケース径 / 厚さ | 42.0 mm / 14.0 mm |
| 文字盤カラー | ブラック |
| キャリバー | IWC自社製キャリバー 82665(自動巻き) |
| パワーリザーブ | 約60時間 |
| 振動数 | 28,800 Vph(4 Hz) |
| 部品数 / 石数 | 280個 / 34石 |
| 防水性 | 10気圧(ねじ込み式リューズ) |
| 風防 | 両面反射防止加工ドーム型サファイアガラス(急激な気圧変化に対応) |
| 機構 | 日・曜日・月・4桁西暦・永久ムーンフェイズ表示、ペラトン自動巻き、秒針停止機能 |
| ストラップ | 「EasX-CHANGE®」システム搭載 ブラックラバーストラップ |
| 税込価格 | ¥6,380,000 |

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注目すべき4つの魅力と特徴
1. 「42mm」という奇跡のケースサイズ
従来の「ビッグ・パイロット・パーペチュアル・カレンダー」といえば、46mmを超える迫力のケースサイズが代名詞であり、もちろんその存在感も魅力ではあるものの、「日常的にシャツの袖口に収めたい」「自分の手首には少し大きすぎる」と感じていた人も多かったはず。
しかし今作はケース径42.0mm・厚さ14.0mmという、日常使いに極めて収まりが良いジャストサイズで登場し、腕に乗せた瞬間に感じる「まとまりの良さ」と「存在感」の黄金バランスは、現代の時計トレンドをしっかり捉えています。
2. クルト・クラウスの遺伝子を継ぐ「永久カレンダー」
IWCのパーペチュアル・カレンダーは、伝説の時計師クルト・クラウスが1980年代に開発した機構がベースとなっています。
大半の複雑時計がリューズやケースサイドのボタンで個別に日付や月を調整しなければならないのに対し、IWCのシステムは「リューズ操作のみで全てのカレンダー表示が連動して進む」という圧倒的な操作性を誇っていて、西暦4桁表示を備え、2100年までうるう年無調整で動き続けるメカニズムは、まさに機械工学の芸術品でもあり、これからも自動車の未来を描き続けるメルセデス・ベンツとのコラボレーションには「ぴったり」と言えそうですね。

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3. モータースポーツの躍動感を伝えるブラックダイヤル&ラバー
文字盤には引き締まったブラックを採用し、クラシカルなパイロットウォッチの視認性を保ちつつ、ゴールドをあしらうことでエレガントな雰囲気を演出することに。
また、工具なしでワンタッチでストラップ交換ができる「EasX-CHANGE」システムを採用したラバーストラップを装着し、ラグジュアリースポーツ(ラグスポ)感覚で着けこなすことができる仕様を持つとともに、汗やアクティブなシーンにも強い仕様となっています。※永久カレンダーとラバーストラップというミスマッチも面白い
4. 信頼のペラトン自動巻き機構(Cal.82665)
搭載される自社製キャリバー82665には、IWC独自の「ペラトン自動巻き機構」が組み込まれ、ローターがどちらの方向に回転しても効率よくぜんまいを巻き上げることができ、パーツの摩耗を防ぐためにセラミック製部品を使用するなど耐久性も折り紙付きです。
裏蓋にはゴールドでメルセデス・ベンツのスリーポインテッドスターがあしらわれ、その存在感によって威厳を主張しているようにも見えますね。

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競合・市場での位置付けと「クルマ × 腕時計」のコンテクスト
メルセデスとIWC:モータースポーツの絆
メルセデス・ベンツ(そしてAMG)とIWCのパートナーシップは、F1の「メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム」へのスポンサードをはじめ、モータースポーツ界でも最も成功しているコラボレーションの一つです。
(フェラーリ移籍前の)ルイス・ハミルトンやジョージ・ラッセルといったF1ドライバーたちが表彰台でIWCを着用している姿は記憶に新しく、「精密機械」「最高峰のエンジニアリング」「洗練されたデザイン」という共通の哲学が、この両者を強く結びつけています。
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他ブランドの記念・コンプリケーションモデルとの比較
ラグジュアリーウォッチ市場において、600万円台という価格帯は「自社製パーペチュアル・カレンダー」としては非常に競争力があり・・・。
- パテック フィリップやオーデマ ピゲの永久カレンダー:1,000万〜2,000万円オーバーが主流
- 一般的なクロノグラフ+自動車とのコラボモデル:プレステージ性や複雑機構の面白さという点で、やや物足りなさを感じることも
IW329603は、「パイロットウォッチとしての実用性・堅牢性」「超複雑機構のロマン」「メルセデス140年という圧倒的な歴史的ストーリー」をすべて手に入れられる、極めて満足度の高い位置付けとなっています。

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知っておくと面白さが倍増する豆知識
せっかくこのモデルを検討・観賞するならば、周囲に語りたくなるような背景知識も押さえておくといいかもしれません。
- なぜ「140周年」なのか?:1886年にカール・ベンツが「ガソリンエンジンを搭載した三輪自動車(ベンツ・パテント・モトールヴァーゲン)」の特許を取得しており、これが「人類初の自動車」とされていて、2026年がまさにその「自動車誕生140周年」にあたります。
- 「プロセット(ProSet)」の持つ意味:IWCにおいて「ProSet」の呼称がつくモデルは、特別なセットアップやプロフェッショナル仕様、あるいは記念すべき限定コンフィギュレーションを指すことが多く、コレクターにとっても特別な意味を持ちます。
- 西暦4桁表示のメカニズム:多くの永久カレンダーが「月」や「うるう年(1〜4の数字)」しか表示しない中、IWCは文字盤上に「2026」と西暦をフル表示。この4桁表示のスライド(100年単位のプレート)が切り替わる瞬間を目撃することは、時計愛好家にとって最高のロマンと言えます(2100年になる頃、ぼくはもう死んでいるけれど)。

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結論:歴史の節目を腕元で刻む、一生モノのタイムピース
「ビッグ・パイロット・ウォッチ・パーペチュアル・カレンダー・プロセット “140イヤーズ・メルセデス・ベンツ”(IW329603)」は、単なる高級時計の枠を超え、自動車と時計が歩んできた140年の技術革新の歴史をそのまま腕に巻くような特別な体験を与えてくれるもの。
- 42mmケースという抜群の日常使いやすさ
- リューズひとつで完結する永久カレンダーの機能美
- メルセデス・ベンツ140年という偉大なストーリー
価格は¥6,380,000(税込)と決して容易な買い物ではありませんが、手に入れたその日から一生、そして次の世代へと受け継ぐ価値のあるタイムピースであることは間違いないであろうと考えられます。
メルセデス・ベンツのオーナーはもちろん、機械式時計の複雑機構に魅せられたすべての人にとって「2026年を代表する見逃せない新作」でもあり、IWCブティックや正規販売店でその美しい実物をチェックしてみたいところでもありますね。
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参照:IWC(International Watch Company)











