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ポルシェが新型カイエン E ハイブリッド発表。先代に比べ0-100キロ加速が1.2秒向上し飛躍的な進化を遂げる

2018/05/02

| 2019年モデルとして新型カイエンのハイブリッドモデルが登場 |

ポルシェが新型「カイエン E ハイブリッド」を発表。※先代のハイブリッドモデルは”S”をベースにしていたものの、今回は”S”ではない
現在新型カイエンには「カイエン」「カイエンS」「カイエン・ターボ」の3モデルが発表済みですが、ここへ今回ハイブリッドモデルが加わる、ということに。
なお「カイエン」は340馬力/976万円、「カイエンS」は440馬力/1288万円、「カイエン・ターボ」は550馬力/1855万円。

まだまだポルシェのハイブリッドモデルは性能が向上しそう

今回発表されたカイエン E ハイブリッドは3リッターV6ターボエンジンを持ちますが、これは340馬力となっており、つまりベースグレードの「カイエン」に搭載されるものと同じ。
これに14.1kWhのリチウムイオンバッテリーパック、120馬力を発生するモーター(1個)を組み合わせてシステム合計460馬力を発生します。

0-100キロ加速は4.7秒で、これはカイエン(6.2秒)、カイエンS(5.2秒)を大きく凌駕し、カイエン・ターボ(4.1秒)に迫るレベル。
先代のカイエンS Eハイブリッドに比べても出力は+34馬力とそう大きな向上は見られないにもかかわらず「1.2秒」もタイムが改善され、ハイブリッドシステムそのものが飛躍的に進化したと言えそう。※となると、そのうち発表されるであろうカイエン・ターボS E ハイブリッドのパフォーマンスは同等なものだと思われる

こういった数字を見るに、「ハイブリッド」は今なお進化途中にあり、かつその進化の速度は速く、「まだまだ性能が向上しそう」。
燃費重視型であればともかく、運動性能重視型のハイブリッドであれば「新型が出ると、性能面で大きく差をつけられる」ことになりそうで、まだまだ高いお金を出して購入するのはためらわれる、というのが正直な印象です。

実際のところバッテリーパックのサイズは変わっておらず、しかし加速性能に加えて「EVとしての走行性能」も向上し、バッテリーのみでの走行可能距離は44キロ、最高速度は133キロ(ガソリンエンジン使用時の最高速度は254キロ)。

充電については、230ボルト使用時で7.8時間、オプションの7.2kWオンボードチャージャーを装着すれば2.3時間へと短縮可能。

採用されるイメージカラーは「ホワイト」で、これはミッションEのボディカラーと同じ。
ポルシェの公式サイトを見ても、ハイブリッドモデルにはやはりホワイトが採用されており、「ポルシェのエレクトリックモデルはホワイト」としてイメージカラーが統一されることになりそう。
なお外観から「ハイブリッド」だと判断できるのはアシッドグリーンのブレーキキャリパーとモデルネーム、充電ポートくらい。

インテリアの変更点も最小限で、アシッドグリーンのアクセント、ハイブリッドモデル専用の表示がなされるディスプレイ程度。
ただし「キャビン・コンディショニング・システム」「スポーツクロノ・パッケージ」「PASM(ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネージメント)」が標準装備に。

なお、今回のカイエン E ハイブリッドの発表にあわせ、2019年モデルのカイエン全モデルに対し、「ウインドウヒーター」「マッサージシート」「22インチホイール(カイエン初)」等のオプションも公開しています。

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