| ポルシェもこんなに便利になった |
ぼくは水冷世代からポルシェに入ったクチですが、それでも気がつけば(途中ブランクはあれど)16年、そして4台のポルシェを乗り継ぐことに。
そして、そんなポルシェキャリアの中で(非ポルシェオーナーから)良く言われたのが、「ポルシェは優れた性能を持つクルマだが、内装は軽自動車のようだ」。
これについてぼくは異論はなく、実際に(ポルシェのスポーツモデルに関しては)そのとおりかもしれない、と考えています。
たとえば986/996世代~987/997世代まではウインカーレバーを操作する際にも「パキッ」という、何かが折れたような音が出ていましたし(そのため、助手席の人からいつも”今何かが折れたよ”と言われた)、各種安全装備(運転支援的なもの)の導入もほかメーカーに比べてかなり遅かった、と認識しています。
そして、それが変わったのは981/991世代からで、それでも「まだまだ」他に比べると、そして価格を考えると装備はプアだ、とぼくは考えているのですね。
今後、ポルシェのインテリアや安全性はトップレベルに
そんなポルシェですが、新型パナメーラの登場あたりから一気に事情が変わってきていて、今まで「ボトム」に近かった内装が一気に「トップレンジ」に。
新型カイエンでもその傾向は顕著であり、「ついにポルシェもここまで来たか」と驚かされています。
この流れを鑑みるに、次期911は相当に期待が持てることになりそうですが、今回新型カイエンの快適/便利装備についての動画が公開されており、どんな機能があるのかを見てみましょう。
まずは自動パーキング。
駐車可能な場所を探して駐車してくれるもので、日産やメルセデス・ベンツでもおなじみの機能(特許の絡みか、それぞれ作動するロジックや条件が異なる)。
縦列自動駐車もOK。
これもほかメーカーが取り入れているものですね。
そして、スマホを使用してのリモートコントロールも可能。
こちらはメルセデス・ベンツに搭載されるリモートパーキングの様子。
と、ここまでは「現在ではさほど珍しくない」ものですが、ここからがポルシェ・カイエンの「おお」と思える装備。
まず、こちらは3Dサラウンドビュー。
上から自車とその周辺を見る「バードビュー」はすでに一般的ではあるものの、これは「3D」。
バードビューに加え、メイン画面に映し出される自分のクルマの画像を指でフリックすると、このクルマの角度が変わって「自車の周囲にあるものが3Dで映し出される」仕組みです。
これはポルシェの属するフォルクスワーゲングループの他のクルマにも採用されていて、ランボルギーニ・ウラカンにも搭載されるようですね。
そしてこちらは「縁石ヒット防止」機能。
実際にはオフロード走行時に脱輪しないようにという目的なのだと思われるものの、都市部においてはかなり重宝しそうな装備です。
それでは動画を見てみよう
こちらがポルシェの様々な安全/便利機能を紹介する動画、「2019 Porsche Cayenne Turbo Remote Park Assist」。