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新型ポルシェ911GTSの試作車がはじめて目撃。フロントは「GT顔」、リアは「911ターボ」同様の排熱構造を持ち、エンジンは一気に高出力化か

2019/09/26

| 新型911でもGT系は「ハの字分割グリル」を採用か |

続々目撃される新型911ファミリー。
現在のラインアップは「911カレラ」「911カレラS」の2WDと4WD、そしてクーペ/カブリオレとなっていますが、ここ最近では911GT3/GT3RS、911ターボ/911ターボS、911タルガといった派生モデルのプロトタイプが目撃されています。

そして今回は「911GTS」のプロトタイプが初めてスパイフォトとして公開されており、しかもその姿は「カモフラージュなし」。
おそらくは近日中に発表されることになるのかもしれません。

911はそのラインアップの拡大にあわせて明確なキャラクター分けが必要に

今回の911GTSプロトタイプにつき、まず目に入るのはフロントバンパー形状の(911カレラ系との)相違。
911カレラ系では「横基調」デザインを持ち、左右そして中央のインテークが連なったデザインを持っています。

しかしながら今回目撃された911GTSプロトタイプのフロントグリルは3分割、かつセンターと左右を分けるバーは「ハの字」。※グリルシャッターが使用されない?

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そして、このハの字デザインを持つのは991世代の911GT3系であり、ポルシェは「911カレラ系」と「911GT系」ではフロントのデザイン言語を明確に分けるということなのかもしれません。

そのほか、「911GTS」ならではの装備として、991世代同様にセンターロックホイールが見られます。
ブレーキローターの形状はやや変更を受け、新型911カレラ/911カレラSはじめ、最近様々なメーカーによく見られる、「ローターを、ハウジング部から生えた棒で支える(しかし2ピースではなく1ピース)」構造のようにも見えます(リアのローター形状はこれまでと変わらない)。※使用される鉄の容量が少ないので軽いことがメリットだと思われる。あと放熱性も

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992世代の911から「全車ワイドボディ化」されたことで911カレラ系との外観上の差異が小さくなったようにも思えますが、それでもいくつかの「差別化」が見られるようです。

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リアバンパーの構造は「911ターボ」に近い

車体後部においてもっとも大きな相違は「リアバンパー」で、新型911GTSの下部分は全部ブラック(911カレラに見られる、ボディカラー装飾部分がない)。
そしてリアバンパー左右にある排熱スリットにはウイングレットのようなものが設けられ、整流によって風を流し、ベンチュリー効果みたいな感じで「熱を抜く」のかもしれません(だんだん”間違い探し”みたいになってきたな・・・)。

加えてナンバープレートの位置が「上に」移動しており、これはナンバープレートしたにある排熱スリットから熱を排出するためだと思われます(これは新型911ターボと同じ構造)。

つまり新型911GTSは「熱」に対してかなり注意を払っているということになり、「それだけ発熱が大きい=パワーが大きい」という事実を意味することに。

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そしておそらく新型911GTSでは、991世代(991.2)の911GTSで発生していた450馬力を大きく上回って480馬力あたりを発生するのではと言われます。

ボディ形状も991世代同様にクーペとカブリオレが用意され、トランスミッションについてもマニュアル/PDKがラインアップされる可能性が大。
そしてポルシェ911GTSは、「このレベルの出力を持ち、しかしマニュアルで操れる」数少ないクルマということになって、991世代以上にその価値を高めることになりそうですね。

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VIA:CARSCOOPS

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