| タイカンが製造されるのは最新の設備を持つ新工場 |
ビジネスインサイダーがポルシェ・タイカンの製造風景を動画にて公開。
タイカンを製造するのは、ツェッフェンハウゼンにあるポルシェの新しい工場で、ポルシェはこの工場に60億ユーロを投資し、あらたに1200人の雇用が発生した、と発表済みです。※ポルシェからのプレスリリースはこちら
さらにこの工場は環境負荷を可能な限り抑えているといい、まさに「EV時代の」工場だと言えそうですね。
ポルシェ・タイカンはこうやって作られる
そこでポルシェ・タイカンが「どうやって作られるか」ですが、ビジネスインサイダーではその様子を6分の動画にまとめており、ここでその内容を見てみましょう。
タイカンの塗装はこうやって行われる
まずは塗装前の「下地処理」。
ドボンと液剤に浸けられるところからはじまります。
その後は塗装ブースにてペイント開始。
完全に機械化されており、ただ「塗る」だけではなく、ボンネットやドアもロボットが自分で開いて塗ってゆくのにはちょっと驚きです。
塗装が完了したら塗膜をチェック。
その後はボディに必要なパーツを組み付け。
こんな感じで「回転」するので裏面の作業も比較的容易。
多くの自動車メーカーがこの機械を導入しているようですね。
この人はなんと腕に「スパナ」の入れ墨。
筋金入りのメカニックということになりそうです。
タイカンのシャシーはこんな構成を持っている
まずはモーターの組み立て。
この動画を見るに、モーターは外部からの供給を受けるのではなく、ポルシェ内製となるようですね。
そこに変速機やドライブシャフトを組み込み、ドライブ「モジュール」を組み立てます。
ブレーキやハブの取り付け。
ブレーキは「ホワイトキャリパー」採用のPSCBですね。
こちらはモーターやアクスルを組み込んだモジュール。
これが自走式の台車に載せられ、組み付けるべき車両のところまで自動にて走ってゆきます。
シャシーとボディの「マリアージュ」
そしてタイカンが通常のポルシェと異なるのはその車体構造。
他のポルシェはモノコックシャシーにメカニカルコンポーネントを組み込みますが、タイカンの場合はこんな感じで板状のシャシーにドライブトレイン含むコンポーネントを予め組み付け、それをボディとドッキング。
こんな感じでシャシーとボディとが組み合わせられるわけですね。
この構造だと、シャシーは同じでも「ボディを自由に変更することが可能」となり、様々なバリエーションをリリースすることができそうですね。
その後はシートなど内装パーツの取り付け。
ポルシェエンブレムを装着して完成。
あとは内外装を厳しくチェックし、いざ出荷となります。
VIA:Business Insider