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新型ポルシェ911”タルガ4GTS”試作車が目撃に!前後バンパーはスポーツデザイン、ストップランプはクリア仕様に

2020/02/13

| 911タルガは「非常に高価な」911シリーズでもある |

新型ポルシェ911タルガ4GTSのプロトタイプが目撃に。
その場所はスウェーデンだとされ、「冬季テスト」の真っ最中ということになりますが、この個体は911カレラシリーズだとオプション扱いとなる「スポーツデザイン」前後バンパー、スポーツエキゾーストを装着しているように見え、おそらくは(GTSグレードなので)これらが標準装備されるのでは、と考えられているようです。

なお、911「タルガ」はかなり特殊なポジションのクルマで、もともとは「ルーフ上部だけをパカっと取り外すことができる」簡易オープン版ともいえるモデルであったものの、現代においてはそのルーフ開閉構造が(とくに991世代以降)複雑になってしまい、非常に高額になってしまったクルマ。

911タルガを選ぶ人はかなり少ない

ちなみに991世代のタルガ4GTSの価格は2154万円で、カレラ4GTSの1888万円を大きく超えてカレラ4GTSカブリオレの2154万円と並び、911ターボの2267万円に迫る勢い。
出力は450馬力なので911ターボの540馬力には及ばないということになり、しかし価格はかなり近いという微妙な立ち位置。
よって、この状況でタルガ4GTSを購入する人というのはかなりマニアックだと考えられますが、そのぶん出回る台数が少ないので、「けっこう高値で売れる」という話も聞いたりします。

そしてクーペでもカブリオレでもなく「タルガ」を選ぶという人は、おそらくポルシェの歴史に敬意を払っての行動だと思われ(その命名はかつての公道レース、”タルガ・フローリオ”にてポルシェが活躍したことに由来する)、そういった人々に対してもやはりぼくは畏敬の念を抱かざるを得ません(少なくともぼくには911タルガを選ぶだけの余裕はない)。

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なお、ポルシェは911タルガについて、「走り」よりも「優雅」なモデルだと位置づけているようで、991世代では駆動方式が4WDのみ、トランスミッションもまたATのみであったことからもそのポジショニングを読み取ることが可能。
おそらくは992世代のタルガも同様の設定になると思われますが、デビューそのものは今年後半になると言われ、パリ、もしくは上海かニューヨークあたりでデビューするのでは、という見方が濃厚です。

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今回目撃された911タルガ4GTSのプロトタイプにつき、ほかの911と大きく変わるところは無いようですが、エンジンフード上にあるハイマウントストップランプのカラーがレッドから「クリア」へと変更されていますね。

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なお、信じられないことにポルシェ911は(991世代で)30に迫ろうという巨大な構成にまで拡大していて、おそらく992世代でもそれを継続するどころか「上回る」可能性も。
よって、ポルシェとしてはどんどん911の派生モデルを発表してゆかないと間に合わないということになりそうですね(実際に991前期型のタルガは、発表されてすぐにフェイスリフトを受けたので、生産期間が非常に短かった)。

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VIA:CARSCOOPS

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