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ポルシェが中国にてベースグレードの「タイカン」発表!中国に合わせたのか”まさかの”ピンクを身にまとう

2020/06/30

| 中国は自動車全般にとっても、EVにとっても巨大市場 |

さて、先日ウワサが出てきたとおり、ポルシェが中国において「ベースグレードのタイカン」を発表。

現在ポルシェはピュアエレクトリックカー「タイカン」シリーズを展開中ですが、現在発売されているのは「ターボ系」「4S」という上位モデルのみ(いずれも2モーターの4WD)。

そして今回発表されたのがシングルモーター+RWD、そして素の(記号や数字がつかない)タイカンということになりますね。

ポルシェはサルーンについて「中国重視」

今回、ポルシェが”中国をワールドプレミアの場”に選んだのにはいくつか理由があると思いわれるものの、もっとも大きなものはやはり「中国が世界最大の市場だから(電気自動車にとっても同様)」だと考えられます。

これはポルシェ以外の多くの自動車メーカーにとっても同様で、近年は「中国で新型車発表」というケースが増えてきている模様(先日のフォルクスワーゲン・アルテオン・シューティングブレークも同じ)。

加えて、中国では「自分たちが一番に選ばれた」ということに対して強い誇りを持つと言われ、よってポルシェが中国重視の姿勢を見せることで、中国人のポルシェに対する忠誠心をも形成することができるのだと思われます。

参考までに、ポルシェは初代パナメーラを中国で初披露しており、実際にパナメーラは中国において非常に大きな人気を獲得しているので、その成功法則に則ったと言えるのかもしれません。

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タイカンのバッテリーサイズは2種類

今回発表された「ベースグレード」のタイカンにつき、79.2kWhと93.4kWh(パフォーマンスバッテリー・プラス)の2種類のバッテリーが用意。

モーターはいずれもシングル、駆動輪は後輪のみとなり、79.2kWh版だと出力は408PS(一回の満充電あたり航続可能距離は414キロ)、93.4kWh版では476PS(航続距離は489キロ)。

なお、0-100km/h加速について、どちらのバッテリーであっても5.4秒だと報じられています(最高速度は230km/h)。※79.2kWh版だと加速時のみオーバーブーストがかかり、93.4kWhでは常にオーバーブースト状態

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この「タイカン」について、シングルモーターとRWDということ以外はほかのタイカンシリーズと同じだとされ、800Vシステム、2速トランスミッション、PSM/PASM、PDCCスポーツ、PTVプラス等も標準装備。

見た目についてもタイカン4S、タイカン・ターボとほぼ同じように見えますね。

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「中国向け?」ボディカラーはピンク

逆にもっとも大きな違いは「ボディカラー」で、このメタリック調のピンクは他のタイカンに用意されている10色には含まれず、今回の発表にあわせて用意された新色だと思われます。

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中国では「ピンク」が非常に好まれること、そして他の国・地域に比べてスポーツカーや高級車の女性オーナー比率が高いこと(統計では5~6倍)から、「成功した女性オーナー」をターゲットと定めているのかもしれませんね。

ただ、中国で好まれているのはいわゆる「ベイビーピンク」なのですが、ポルシェ内部で「さすがにちょっと」ということになり、生々しさを薄めたこの色となったのかもしれません。

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インテリアについてもほかのタイカンシリーズと同一に見えるものの、ステアリングホイールやエアコン吹出口などのフィニッシュが若干異なるようにも(実際はどうなのかわからない)。

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ちなみにタイカンではフロントにモーターを搭載しないため、タイカン4S、タイカン・ターボに比較するとフロントトランクが若干大きく、使い勝手が向上しているようですね。

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現時点では中国のみの発売がアナウンスされたにとどまり、しかし順次他の国でも販売されることなるのは間違いなさそう。

価格についてはスタンダードバッテリー版で888,000元(邦貨換算で約1350万円)、パフォーマンスバッテリー・プラスで948,500元(約1450万円)。

EVなので関税等が優遇されているとは思いますが、それでも各種税金等にてかなり割高になっていると思われ、よって日本ではもっと安く設定されることになりそうです。

参照:Porsche

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