| なお、年間64万円も保険料を払ったのにこの仕打ち |
さて、カナダにて「保険加入後に、クルマを改造し、それを報告しない状態で事故を起こしてしまい、改造を理由に保険会社が保険金の支払いを拒否した」という案件が発生。
たしかに同様の案件については過去に数例が報告されており、「自分もこの例に該当しないかどうか」念のために確認しておいたほうがいいかもしれませんね。
ここでその顛末を見てみましょう。
車両は「リース」での購入
カナダの「Global News」によると、このスバルBRZのオーナーはモダサー・アヨビ氏といい、同氏は2020年にスバルBRZをリースにて購入。
その後にアフターマーケット製のエキゾーストシステムを装着し、しかしリースアップ時にはもとに戻せるよう、純正エキゾーストシステムも手元に置いていたようですね。
こういった例からも同氏はクルマを大切に使用していたのだと思われますが、2021年3月に運悪くBRZを全損させてしまい、保険会社に対して車両相当分の35,000カナダドル(約315万円)を請求したところ、保険会社(Desjardins Insurance社)はこれを拒否。
その理由とは「性能や外観を向上させたり、価値を高めたりするために、元の状態から何らかの方法で機能等が変更された場合、その車両は改造車だと見なされる」「車両を改造した場合、または改造を予定している場合は、適切な保険に加入できるかどうかを確認するために、加入者は保険会社に連絡しなくてはならない」という但し書きが保険にあるためで、モダサー・アヨビ氏がこれを怠ったということですね。
ただしそこから事態は急変
たしかにサスペンションやブレーキなど、走行性能や安全性能に直結する部分を「大きく」改造していたのであれば、保険会社の主張もまだ理解はできるものの、2リッター自然吸気エンジンのエキゾーストシステムを交換したくらいで事故につながるような性能向上がもたらされるとは考えられず、さらに年間7,200カナダドル(約64万円。高いな・・・)もの保険料を支払っていたモダサー・アヨビ氏はこれに納得できず、これをあちこちに投稿したものと見られます。
結果的に、この一件は様々な方面で話題となり、「いくらなんでも・・・」という風潮が生まれたようですね。
そしてメディアがこの保険会社に問い合わせを入れたところ、保険会社は態度を一変させて「保険金を全額支払う」という声明を出したと報じられています(結果オーライ)。
合わせて読みたい、任意保険関連投稿
-
ランボルギーニ・ウラカンEVO RWDの任意保険見積もり取得!年間で225,570円ナリよ・・・。
| それでもウラカンEVO RWDの保険は思っていたよりは安かった | さて、ランボルギーニ・ウラカンEVO RWDの納車に際し、任意保険の加入準備を進行させています。以前に加入していたウラカンLP6 ...
続きを見る
-
日本損害保険協会による盗難車ランキング発表!1位のランクルは「定番」として、11位までのうち10台がトヨタとレクサス。やはり車体やパーツの転売目的が多そうだ
| トヨタは販売も盗難でも大人気だった | さて、日本損害保険協会が毎年恒例の「盗難車ランキング」、そして盗難状況についてのレポートを発表(調査期間は2020年11月1日〜11月31日)。これを見ると ...
続きを見る
-
納車直前!ポルシェ・マカンSの任意保険に加入。保険料率は718ケイマンよりもぐっと低く、保険料は年間で約14万6000円
| 2021年1月の料率クラス細分化以降、なにかと保険料は高くなったようだ | さて、現在納車直前となったポルシェ・マカンSの任意保険に加入。正確にいうと新規加入ではなく、718ケイマンにて加入してい ...
続きを見る
参照:Driving