ポルシェデザインより718スパイダーRSのオーナーのみが入手可能な腕時計「クロノグラフ 718スパイダーRS」発売！軽量化哲学を継承し、文字盤カラーは114色を用意

｜　価格はかなり「割高」に思えるものの、せっかく718スパイダーRSを手に入れたならば、ぜひこの腕時計も入手したいものだ　｜

「ブラックケースの」腕時計を最初に作ったのはポルシェデザイン

さて、ポルシェは先日「718スパイダーRS」を発表し、そこでちょっと触れていたのが「718スパイダーRS購入者のみが手に入れることができる限定腕時計」。

現在、様々な自動車メーカーが様々な腕時計メーカーとのコラボレーションを行っていますが、ポルシェはおそらく「唯一の」自社グループ内にてクルマと腕時計を製造できるブランドであり、よって718スパイダーRSのような特別モデルが発表された際、（その利点を生かして）車両の発表と同時に、その車両にインスパイアされた腕時計を発売することが可能となっているわけですね。

ポルシェデザイン クロノグラフ 718スパイダーRSはこんな腕時計

今回718スパイダーRSと同時に発表された腕時計は「ポルシェデザイン クロノグラフ 718スパイダーRS」と命名されており、これを発売するのはその名からかわるとおりポルシェデザイン。

もともとポルシェデザインとは、ポルシェ一族がポルシェを退社してはじめた「別会社」であったものの、現在はポルシェに買収されて同じグループ企業となっており、それ以降は積極的に車両とのコラボレーションを行っています。

なお、ポルシェデザインの腕時計製造部門は（ポルシェデザインが買収した）エテルナから引き継いだもので、ポルシェデザインいわく「ムーブメント含め、一貫して腕時計を製造できるマニュファクチュール」ではあるものの、ムーブメントそのものは自社開発ではなくETA製ムーブメントを改造したものだとされています。

そして今回の「ポルシェデザイン クロノグラフ 718スパイダーRS」を見てみると、718スパイダーRSで最重要視された軽量化哲学を継承し、そのケースには「重さが気にならない」チタン製を採用しています（ケースのカラーはチタン地金、もしくはブラックPVDを選べる）。

なお、ちょっとユニークなのは（実車同様に）ペイント・トゥ・サンプル・プログラムによって文字盤のカラーを114色から選べること。

ポルシェデザインはすでに「自分のポルシェと同じ」カラーを持つ腕時計をオーダーメイドにて製作するというプログラムをスタートさせていますが、これを応用したものだと考えていいかもしれません。

風防に使用されるのは7層無反射コーティングが施された”スクラッチレジスタント”サファイアクリスタル、文字盤はカーボン製、時針と分針にはスーパールミノバが塗布されており、9時位置には「Spyder RS」の文字とチェッカーパターン。

ストラップは718スパイダーRSのインテリアに使用される素材と同じブラックのレーステックスとレザーとのコンビネーション。※チタン製ブレスレットも選べる

ケースバックはスケルトン、そして巻き上げローターはRSモデルに装着されるホイールとセンターキャップをイメージしています。

ポルシェデザイン クロノグラフ 718スパイダーRSの価格は安くなく、もっともベーシックな仕様で8,800ドル（現在の為替レートで119万円くらい）に設定されています。

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参照：Porsche