ポルシェデザイン「クロノグラフ1 GP 2023 エディション」が今年も販売開始！珍しいホワイトのクロスベルトに無塗装ケース採用。限定250本、お値段148万5000円

｜　ポルシェデザインはけっこう積極的に新作を発表しており、つまりは意外と売れているようだ　｜

今回の新作腕時計は無塗装チタンケースにブラックのリュウズとプッシュボタン

さて、ポルシェデザインが新作腕時計「クロノグラフ1 GP 2023 エディション」を販売開始（限定250本、1,485,000円）。

これはツェル・アム・ゼー（ZELL AM SEE）にて毎年開催される雪上レース”GPアイスレース”の2023年シーズンを記念したものですが、ポルシェデザインがこれを祝う理由としては、（GPアイスレースが）1938年に当地で開催された雪上レース（ポルシェ一族が主催者を務めていた）にルーツを持っているため。

ベースとなるのはポルシェデザイン「クロノグラフ1」

今年の記念モデルのベースに選ばれたのは「クロノグラフ1」で、これは2022年にクロノグラフ1が50周年記念を迎えたばかりだからなのかもしれません。

なお、ポルシェデザインは、ポルシェ創業者であるフェルディナント・ポルシェの孫にあたるフェルディナント・アレクサンダー・ポルシェ（F.A.ポルシェ）が立ち上げた（自動車メーカーのポルシェとは別の）デザイン事務所。※現在は自動車メーカーのポルシェに買収され、ライフスタイル事業部の一つとして機能している

このフェルディナント・アレクサンダー・ポルシェは、かのポルシェ911の設計を行ったことでも知られますが、ポルシェデザインを開いた後の最初の仕事、そして最初に発売した製品が「クロノグラフ1」。

もともとはポルシェの永年勤続車向けの腕時計をデザインしてほしいという依頼を受けてデザインしたものの、自身が設計したポルシェ911と同じ思想を取り入れ、911のメーターと腕時計の文字盤とに共通性をもたせたり、視認性を最大化するために腕時計を「真っ黒に」仕上げたことが話題を呼び、「ぜひ市販してほしい」という要望に応える形で一般向けにも販売されることとなっています。

ポルシェデザイン「クロノグラフ1 GP 2023 エディション」はこんな腕時計

そこで今回発売されたクロノグラフ1 GP 2023 エディションを見てみると、たしかにそのデザインは「クロノグラフ1」ではあるものの、クロノグラフ1で特徴的だったブラックケースが採用されず、クロノグラフ1 GP 2023 エディションでは「チタンむき出し」。

ちなみに風防は反射と傷つき防止を目的とした7層ハードコーテング済みサファイアクリスタルです。

なお、文字盤は通常版のクロノグラフ1と同じ意匠を持ち、ブラックダイヤルにレッド指針、ホワイトの目盛りにアワーマーカー（スーパールミノバ）という仕様。

ちょっと面白いのは、ケースは無塗装のチタン（サンドブラスト仕上げ、40.8ミリ）であるのに対し、リュウズやプッシュボタンにブラックを採用していること、ストラップにはブラックのアタッチメントとクロスを採用していること（クロスベルトは、ポルシェデザインではかなり珍しいが、昨年のGPアイスレースモデルもクロスベルトだった）。※ブラックレザー製のストラップも付属している

ケースバックには「2023」「Chronograph 1 Limited Edition」という刻印とシリアルナンバーが入り、搭載されるムーヴメントは、フライバック機能を備えたCOSC認証クロノメーターキャリバー「WERK01.240」、パワーリザーブは48時間というスペックです。

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参照：Porsche Design