まるでボンドカー！ポルシェに「ナンバープレートを隠す装置」を取り付けて高速道路料金を踏み倒したオーナーが逮捕。この価格の車を購入しながら通行料をケチるとは【動画】

｜　ここまでのリスクを背負ってでも通行料金を払いたくなかったということに驚かされる　｜

常識的に考えると、高速道路の利用料はポルシェ・パナメーラ4Sに比較すれば「どうということはない」範囲になりそうだが

さて、カナダはオンタリオ州にて現地ミルトン警察に捕まったポルシェ・パナメーラ4Sが話題に。

このポルシェ・パナメーラ4Sは当初「ナンバープレートを装着していない」という理由にて警察に停められたそうですが、実際にはナンバープレートが装着されていないのではなく、ナンバープレートを「隠す」デバイスを装着していたもよう。

そのデバイスは一見するとナンバープレートフレームのように見えるものの、室内からスイッチ操作のみで”フレーム内にシャッターを下ろして”ナンバープレートを覆ってしまうというものです。

そしてシャッターを下ろすとこんな感じで真っ黒になるので、警察はこの状態を見て「ナンバープレートが取り付けられていない」と判断したようですね。

一体何のためにナンバープレートを隠蔽？

そこで気になるのが、このポルシェ・パナメーラ4Sのドライバーはどういった目的でナンバープレートを隠していたのか。

ミルトン警察によれば、「ハイウェイ407の通行料を支払うのを避けるため」だといい、このポルシェ・パナメーラ4Sのオーナーは高額なこのクルマを購入する財力があるにもかかわらず、このナンバープレート隠蔽デバイスをわざわざ購入してまで「タダで高速道路を通ろうとした」ということになりそうです。

ちなみにこのナンバープレートをシャッターで隠してしまう装置は98～138ドルにてカナダのアマゾンにて販売されており、警察がこの一件を公式ツイッターに公開した後から「この装置はどこで買えるのか」「欲しい」というコメントが多数寄せられていて、「なんだかなぁ・・・」という状態に。

The Milton District Response Unit stopped what they thought was a un-plated vehicle tonight. Investigation revealed that the driver had a licence plate concealing device. The driver was charged. The licence plate could be concealed by pressing a button from the driver’s seat! ^cm pic.twitter.com/WHpGvVmXWv

— HRPS Milt HHills (@HRPSMiltHH) May 7, 2023

ナンバープレートを「隠す」デバイスはけっこう多い

なお、警察のツイートへのコメント欄には「他にもこんな装置がある」として様々なナンバープレート隠蔽デバイスが紹介されていて、そのうちよく出てきたのが「ナンバープレートを裏返す」装置。

これはナンバープレートをいったん浮かせ、その後に表裏をひっくり返すものですが、単に「裏返す」という使い方の他、裏側にもう一枚（別の）ナンバープレートを装着していれば、それを「正規のナンバープレートのように」見せかけて偽装することも可能です。

そのほか、日本でも流通している「ナンバープレートをパタンと閉じ、車両側へ引っ張り込む」装置も紹介されていますが、007映画に登場するような「ローテーション方式」は（このコメントを見る限り）流通していないようで、その理由は「構造上、場所を取るので装着しにくい」からなのかもしれません。

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参照：HRPS Milt HHills（Twitter）