| ポルシェは一点の曇もない状態で新型パナメーラをもってメルセデスAMG GT 4ドアクーペのタイムを破りたいはずだ |
パナメーラがピュアエレクトリックモデルとして存続するかどうかは今の段階ではわからない
さて、ポルシェは先日カイエンを大幅アップデートしたところですが、2023年後半にはパナメーラのフェイスリフトを行う、との報道。
これまでにも新型パナメーラのプロトタイプが何度か目撃されており、それを考慮するとそう遠くない将来に新型パナメーラが発表されるとしても違和感はなく、しかし今回のフェイスリフトにおいては、カイエン同様に「非常に大規模な」変更が与えられるとされ、コードネームも(現行の第2世代が採用する971ではなく)972になる、ともウワサされています。
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フェイスリフト版ポルシェ・パナメーラは「新世代」と表現してもいいレベル
現行ポルシェ・パナメーラは2016年に登場しており、直近でアップデートを受けたのは2020年。
よって3年ぶりの化粧直しということになりますが、ポルシェが同一モデルでフェイスリフトを「2回」行う例はマカン、カイエンに続いて3つめであり、しかしこれらは今までの流れからすると”極めて異例”。
そしてこういった例外的な対応を取ることになった理由としては「本来であれば、フルモデルチェンジを行うべき時期ではあるものの」、フルモデルチェンジを行ったとしてもその数年後にはピュアエレクトリックモデルへとスイッチする可能性が高く、であれば「フルモデルチェンジに費用を投じると無駄になりかねず、よって現行モデルを延命できるだけ延命し、その後にピュアエレクトリックモデルへと移行したほうがいい」という考えが働いたものと思われます。
新型ポルシェ・パナメーラはどんなクルマに?
そこで気になるのが「新型ポルシェ・パナメーラはどんなクルマになるのか」ということですが、現時点で確たる報はなく、しかしカイエンと同様、もしくはそれに近い変更がなされると考えていいのかも。
となると「パナメーラS」は3リッターV6ツインターボから一気に4リッターV8へとスケールアップされることも考えられ、そして「Eハイブリッド」モデルについてはバッテリーが大型化されてピュアエレクトリックモードでの航続距離が長くなり、トップレンジの「パナメーラ・ターボS Eハイブリッド」モデルが復活する可能性もありそうです。
ちなみにポルシェはセンターロックホイールを装着したパナメーラのプロトタイプを(ニュルブルクリンクにて)走らせており、よりサーキット走行に特化したバリエーションを投入する可能性が無きにしもあらずですが、もし投入されるのであれば、カイエンにて使用される最強グレードの呼称「ターボGT」が与えられる可能性も指摘されていて、このハイパフォーマンスグレードの投入によって「ノーマルでも」メルセデスAMG GT 4ドアクーペのタイムを抜くことができるようにする意向を持っているのかもしれません。
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インテリアにおいては、カイエンがそうであったようにメーターが「フルデジタル」化される可能性が高く(というか、間違いなくそうなるだろう)、助手席ディスプレイの装着も既定路線だと思われます。
今のところ新型ポルシェ・パナメーラの発表・発売時期については明確ではないものの、ウワサによれば、(フェイスリフト版の)新型パナメーラは2023年第3四半期に公開された後、2024年に販売される予定だとされ、さらに発表時にはカイエン同様、あっと驚く”なにか”があるとも考えられており、その発表を期待したいところでもありますね。
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参照:Autocar