| 新型ポルシェ・カイエンSはまさかの「V6からV8へ」とスケールアップ |
カイエン・クーペ・ターボGTのサイドには「PORSCHE」グラフィックの設定が追加され、より「GT」らしく
さて、ポルシェが待望の新型カイエンを発表。
「新型」といえどフルモデルチェンジではなく、フェイスリフト(マイナーチェンジ)の範囲にとどまるものの、ポルシェは今回の新型カイエンについて「フルモデルチェンジに匹敵する内容」だと自信を見せており、実際にその内外装、そしてパフォーマンスが大きく向上しています。
なお、これらは2024年モデルとして販売され、2023年夏以降に納車が開始される、とのこと(北米向けなど、いくつかの市場向けの価格についてはアナウンス済み)。
新型ポルシェ・カイエンの概要はこうなっている
今回のフェイスリフトではベースモデルの「カイエン」、ハイパフォーマンスモデルの「カイエンS」、ハイブリッドモデルの「カイエンE-ハイブリッド」の3グレードについて”SUVボディ””クーペボディ”の2つが発表され、さらにトップレンジとして「カイエン・クーペ・ターボGT」が発表されています。※このブルーのカイエンはベースモデルの「カイエン」
いずれも外装の変更、新しいダッシュボードデザイン、エンジンのアップグレードなど大規模なアップデートが行われていますが、外観だとマトリックスLEDヘッドライトの形状が変更になり、それにともなってボンネット、フロントフェンダーに新形状が採用されることに。
このエントリーモデルの「カイエン」に搭載されるのは引き続き3リッターV6(348HP、13HP向上)です。
ボディカラーにはアルガルベブルーメタリック、モンテゴブルーメタリック、アークティックグレーの3色が新色として追加され、クーペにはライトウェイト・スポーツ・パッケージがオプション設定され、これを装着することで車重が約12.5kg軽量化されるようですね。
こちらはハイパフォーマンスモデルの「カイエンS」。
これまでの3リッターV6から4リッターV8へと(このご時世には珍しく)エンジンが大きくなり、468HP(+34HP、474PS)を発生します。
ポルシェは「燃費向上の無いパワーアップは行わない」と常々明言しているので、この「サイズアップ」に関しても環境性能とパワーアップ両方を成し遂げていると考えて良さそうです。
こちらはカイエンE-ハイブリッド。
V6エンジンにハイブリッドユニットを組みあわせてシステムトータルで463HP(470PS)を発生し(8HPアップ)、バッテリー容量は17.9kWhから25.9kWhへ。
新しいACチャージャーを採用し、自宅での充電効率を高めています(充電時間が早くなった)。
外観だと、空力効果を追求し、ディスク形状ホイールが採用されていることがトピックです。
そして最後のカイエン・クーペ・ターボGTは650HP(659HP)を発生する4リッターV8ツインターボエンジンを搭載しており、0-100km/h加速はわずか3.3秒(これは先代から変わってない)、トップスピードは305km/hを誇ります。
そのほか後輪ステアリング、エアサスペンション、カーボンセラミックコンポジットブレーキなど、ターボGTにはフラッグシップにふさわしい、様々な装備が与えられています。
新型ポルシェ・カイエンのインテリアはこう変わった
そしてこちらは新型カイエンのインテリア。
タイカンにも似た「デジタル」ダッシュボードが採用されており、メインのメーターは「ガソリンエンジン搭載のポルシェとしてはじめてアナログ式メーターを廃止し」12.6インチのカーブディスプレイへ。
ステアリングホイールには各種コントローラーが内蔵されています。
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新型ポルシェ・カイエンの公式プロモーション動画はこちら
参照:Porsche