RUF(ルーフ)がジュネーブにまったく新しい独自のスーパーカーを展示する可能性がある模様。
これはルーフ自身が情報を公開したもので、カーボンファイバー製のシャシーを使用する、ということがアナウンスされています(画像はルーフCTR、911の後ろ半分を作り変えてミドシップ化したもの)。
なおルーフはポルシェのチューナーとしても有名ですが、れっきとした「メーカー」でもあり、ポルシェからじきじきにホワイトボディなどパーツの供給を受けて「ルーフという車種」を製造販売しています。
ほか、チューナーが独自に車を製造するパターンとしてはサリーンの「S7」、ヘネシーの「ヴェノムGT」がありますね。
今回のルーフ製スーパーカーについて、おそらくエンジンはポルシェ製になると思われ、しかし出力は900馬力以上の可能性も。
というのも、ルーフはこれまでにもWモータースを対象に「ライカン・ハイパースポーツ」向けにポルシェのフラット6をターボで加給した770馬力のエンジン、「フェニア・スーパースポーツ」向けに900馬力のエンジンを提供しており、十分にそのノウハウを持っている、と考えられるため。
ルーフは上述のようにWモータースとの関係が深い会社ですが、ライカン・ハイパースポーツ、フェニア・スーパースポーツを開発した時のノウハウを今回の新型スーパーカーにも反映させるのかもしれませんね(ルーフには中東ファンドの資本が入っていると思われる)。
ラルフローレンは生粋のカーガイとしても知られ、自宅に博物館級のコレクションを所蔵していることでも有名ですが、そのラルフ・ローレンのルーフCTR3(ルーフによる、ポルシェ911をベースにしたオリジナル車)が目撃に。
ナンバーは「RLX17」で本人のイニシャルを想わせるものですね。
なおフロントバンパーにはヒットした跡がありますが、ラルフローレン自身がラフな格好を好み(だいたいジーンズにスウェットシャツ、ニューバランスのスニーカー)、そのためにこれくらいの傷は気にしないのかもしれません。
なお、車の好みとしては自身のデザインする衣類同様、クラシカルなものにあるようです。
ルーフCTR3は997世代のポルシェ911をベースとし、ルーフがチューンしたフラット6をミッドシップマウントした車。
そのために車体後半はレースカーのような構造になっており、完全に作りかえられています。
ルーフのコンプリートカー、RUF Torbo Florio。
タルガをベースにしているようですが、名称からすると当然ターボが組み込まれているのでしょうね。
ルーフといえばリアフェンダーのエアインテークが有名ですが、このモデルでもリアフェンダーとリアフード?にわたる美しいインテークがありますね。
ダックテール形状のリアスポイラーも特徴的です。
ルーフは一時期開発拠点を中東に設立したりしていたようですが、最近はあまり話を聞かなくなりましたね。