｜ 施される偽装もこれなでになく精巧 ｜
さて、新型フォルクスワーゲン・ゴルフRのフルモデルチェンジ版プロトタイプがまたもや目撃。
ボディカラーはおそらく「R」において特徴的なラピスブルーだと思われますが「GOLF」や「R」のバッジは外されるか隠されるかしており、その素性を隠そうとしているようですね。
なお、このプロトタイプはこれまでに見られないカモフラージュを持っており、ここで細部を見てみたいと思います。
プロトタイプは紛れもない「ゴルフR」
まずこのプロトタイプを「新型ゴルフR」と断じることができるのは、タイヤに記されたマーカー。
フォルクスワーゲンのテストチームによって記されたものだと思われますが、「GOLF R」の文字が見えますね。
そしてこちらはフロント。
「ハの字」つまりオメガデザインを持つように見え、しかしよく見ると「ハの字に見えるようなパーツを取り付けて」いるようです。
そしてインタークーラーはかなり大きなサイズを持つ模様。
その形状、カラーともにもともとのデザインにマッチしており、一瞬騙されそうになってしまいますね。
この画像を見るに、新型ゴルフRのフロントバンパーは「ハの字＝オメガデザイン」ではなく横長基調の大型グリルを持つということになりそうですが、先般リークされた内部資料によると、新型ゴルフRのフロントは「ハの字」となっており、謎はますます深まるばかり。
今回、スパイフォトグラファーはかなりゴルフRに接近できたようで、様々な角度からの撮影に成功しています。
こうやって見ると、もしかするとこの「偽装ハの字」パーツの下に「小さな本物のハの字」が隠れているのかも。
フロントグリルにはブルーのラインや「R」文字はなく、グリルそのものを他モデルから拝借した可能性もありそうですが、「そこまでしないだろう」とも考えられ、となるとこれが最終形であるとも考えられます。
ホイールは新デザインの切削加工、そしてブレーキキャリパーはブルー、ブレーキディスクにはドリル加工で、1ピースながらも（軽量化と放熱製に優れる）フロートディスク構造を持つ模様。
サイドスカットルの「R」文字も隠されています。
新型ゴルフRのリアも精巧に偽装
そしてこちらは新型ゴルフRのリア。
やはり「GOLF」や「R」文字は取り除かれた状態です。
リアディフューザーはバンパー上側にまで侵食する「大型サイズ」ですが、小さく見えるように上の方がボディカラー同色のシートにてカモフラージュされていることがわかりますね。
リアウイングはフロート式のラージサイズ。
新型ゴルフRのインテリアもしっかりカモフラージュ
こちらは新型ゴルフRのインテリア。
これまでに発表されたゴルフGTIと大きな相違はないようですが、シートはサポートの強い形状を持ち、シートバックには「R」の文字、そしてブルーのステッチが確認でき、やはりこの個体は「新型ゴルフR」ということになりそうです。
今回、スパイフォトグラファーは新型アルテオンやティグアンといったプロトタイプと共にテストするゴルフRを捉えることに成功したようですが、なかなか遭遇できない機会だとも言えそう。
「偶然」居合わせることはまず無理だと思うので、事前に「どこでテストを行う」といった情報を入手しておき（内部とのパイプを持っている可能性が高い）、現場で待ち構えるのだと思われます。
現時点で新型ゴルフRのスペックについては明らかではなく、しかし様々な情報をまとめるに、エンジンはこれまでどおりの2リッター4気筒ターボ（333馬力）、駆動方式も同じく4WD、そしてハイブリッド無し、ということになりそうですね。
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