| しかもパワーウエイトレシオはわずか「3」 |
![](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2020/03/alfaromeo-gta-carbon-body.jpg)
英国を拠点として活動する、クラシック・アルファロメオのスペシャリスト、「アルファホリックス(Alfaholics)」。
今回そのアルファホリックスが、初代ジュリアを対象とした「フルカーボンボディ」を発表して大きな話題となっています。
これはアルファホリックスが「GTA-Rプログラム」の一環として開発を進めてきたもので、この「GTA-R」そのものは、アルファホリックが初代ジュリアをレストア+カスタム=レストモッドした車両を指す模様(下の画像)。
そして今回のカーボンボディは、そのGTA-Rのボディをスチールからカーボンへとまるごと入れ替えるものとなるそうですが、これによって重量は70キロも軽量化できる、とのこと。
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GTA-Rは単なるレストアモデルではない
このカーボン製ボディを装着することにより、アルファホリックがレストモッドした「GTA-R」は車体重量が800kgへと軽量化されることになり、それによって「パワーウエイトレシオが1トン当たり300馬力に」。
つまりこのコンパクトな車体に240馬力のエンジンを積んでいるということを意味し、おそらくはトラクションコントロールのたぐいは存在しないと思われ、つまり相当なじゃじゃ馬ということになりそうです。
![gta-r_bare-carbon-bodyshell_01](https://live.staticflickr.com/65535/49654594648_6f9fde36ed_c.jpg)
加えてアルファホリックはこのパワーをコントロールするためにチタン製の軽量サスペンション、チタン製ホイールハブ、ビレット加工によって製造されたサスアームなどを用意するほか、エンジンの2.1リッターコンバージョン、強化ドライブシャフト、フューエルインジェクションコンバージョン、追加クーリングシステムといったパーツ群も用意。
![gta-r_bare-carbon-bodyshell_03](https://live.staticflickr.com/65535/49655411542_8e5074a023_c.jpg)
さらにはグリルなど質感を向上させるための「スタイリングパック」を提供するなど、全方向に渡り初代ジュリア乗りをバックアップしているようですね。
![gta-r_bare-carbon-bodyshell_04](https://live.staticflickr.com/65535/49655411497_dec7ace9a9_c.jpg)
ちなみにこのカーボン製ボディを装着したアルファホリック製アルファロメオ・ジュリアGTA-Rの価格は安くはなく、なんと3300万円。
ただしフルレストアに3,000時間をかけ、さらにフルカーボンボディを架装するとなると、この価格も「やむなし」なのかもしれません。
![gta-r_bare-carbon-bodyshell_06](https://live.staticflickr.com/65535/49655132261_4a79029652_c.jpg)
ほかにはこんなフルカーボンボディも
そして「フルカーボンボディ」と聞いていつも思い出すのがこのポルシェ911。
昨年の大阪オートメッセに展示されていた個体で、ボディの隅々に至るまでカーボン製。
![51868826_2147121208667089_4204947891032162304_o](https://live.staticflickr.com/65535/49665543057_e3047a6c63_c.jpg)
フロントだとヘッドライトベゼル、リアだとバンパーオーバーライダーまでカーボンファイバーにて製造されています。
その出来栄えたるや素晴らしく、「いったいどれくらいコストが掛かってるんだろうな」と考えてしまう一台です。
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なお、マクラーレンやブガッティなど、一部スーパーカー/ハイパーカーメーカーは「フルカーボンボディ」をオプション設定していますが、その価格は「3000万円から4000万円」。
きれいに織り目を揃えて成形するのは非常に難しく、そこに手間がかかるようですが、とにかく高価なのがカーボン柄の見える”ヴィジブルカーボン”ボディだということですね。
VIA:Alfaholic