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現代版アルファロメオ「モントリオール」のレンダリング!1970年代はポルシェ911のライバルとして知られた名車が復活

2020/07/05

| オリジナルのモントリオールは今見てもカッコいい |

CGアーティスト、ルカ・セラフィニ氏が「アルファロメオ・モントリオール・ヴィジョン」のレンダリングを公開。

これは同氏が以前に発表していた作品ではありますが、今回はそのクオリティをアップさせ、さらにカット数とカラーを増やして再公開したものです。

なお、この「モントリオール」とは、アルファロメオが1970年から1977年まで販売していたスポーツクーペで、その名称は発売開始前のコンセプトカーの出展がモントリオール万博にてなされたことに由来。

アルファロメオ・モントリオールは当時としては第一線を張れる高性能車だった

このアルファロメオ・モントリオールのデザインはランボルギーニ・カウンタックを手掛けたことで知られるマルチェロ・ガンディーニ氏。

搭載されるエンジンは2.6リッターV8、出力は230馬力であり、当時としてはなかなかのハイスペックを誇り、ポルシェ911やジャガーE-Typeといった名だたるスポーツカーのライバルであったようです。

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なお、なぜルカ・サラフィネ氏がこのモントリオールを題材に選んだのかということですが(ほかにモントリオールをモチーフにしたレンダリングは見たことがない)、それは同氏が幼少の頃、父親がこの車に乗っていたため。

ある日突然、彼の父親がオレンジのモントリオールに乗って帰ってきたことで彼の人生は大きく変わったといい、これが同氏にクルマに興味を持たせるきっかけとなったようですね(それで”珍しい”オレンジを使用しているのだと思われる)。

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このアルファロメオ・モントリオール・ヴィジョンを見るに、オリジナルのモントリオールとの共通性も多く、4灯ヘッドライトにフロントフード上のNACAダクト、アルファロメオ特有の盾型グリル、Jカーブを描いたサイドウインドウ、エアアウトレットが設けられたCピラー、マルチスポーク状のホイール、なにより低く流麗なシルエット(モントリオールの全高は1,205ミリしかなく、これはフェラーリF8トリブートの1,206ミリよりも低い)など。

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オリジナルのモントリオールはなかなかにスタイリッシュなクルマであり、かつ(販売期間を見るに)一定の成功を収めたようにも思われるので、アルファロメオも実際に、このクルマを現代に蘇らせてみてもいいのでは、と考えたりします。

モントリオールのドアハンドルはフラッシュマウントのように見え、当時からドアハンドルに対して強いこだわりがあったことがわかりますが、これ(ドアハンドルをフラッシュマウントにしたり、ピラーに埋め込んだりして目立たなくする)はドイツ車には見られない、しかしイタリア車全般に見られる傾向でもありますね。

少年の頃、父親が乗っていた「アルファロメオ・モントリオール」を、レンダリングにて現代風に蘇らせた男の物語

| ある日、父親がピカピカのモントリオールに乗って帰ってきた | レンダリングアーティスト、ルカ・セラフィニ氏の考えた、アルファロメオ・モントリオール・ヴィジョンGT。アルファロメオはかつて(1970 ...

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参照:Luca Serafini

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