| IS Fが登場するのかどうかは今のところ不明 |
トヨタがアメリカとカナダにて「IS500」を商標出願したとの報道(6/25に公開となっており、まだ審査中で登録はなされていない)。
これはもちろん、新型ISのトップグレードとして設定されるハイパフォーマンスモデルに用いられるのだと思われますが、気になるのは「新開発のV8ツインターボ」ではなく、自然吸気の5リッターV8(RC Fと同じエンジン)を積むと言われていること。
これから登場するクルマなので、この際に新型エンジンを積んで欲しいと思うものの、ISに新型V8ツインターボエンジンを搭載するのは構造や冷却等の面で難しいのかもしれません(可能であってもコストがかかりすぎる)。
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IS Fは登場しない?
そしてもうひとつ気になるのは、RC FのエンジンをIS 500に与えるということは、それ以上のハイパフォーマンスモデル、つまり「IS F」は登場しないのか?ということ。
可能性としては「登場しない」のがひとつ、そして他に考えられるのは「新開発のV8ツインターボエンジンを積んで登場」。
つまりIS500には既存エンジンを与え、IS Fは大改装を行って新型V8ツインターボエンジンを押し込むんじゃないかということですね(Fと名がつくのであれば、コストをかけて車両価格が高くなっても許容される可能性が高い)。
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なお、直近で登場しそうなIS500については「コーナリング性能向上のために前後トレッドが広げられる」とも言われますが、フェンダーまでが拡大されるのどうかは不明。
実際のところ、このIS500についてはBMW M3のように「見るからにハイパフォーマンスカー」といったデザインが与えられるわけではないと見られており、となると法規的に可能な範囲でタイヤが外に出され、かつ若干車高が落とされ、トランクリッドスポイラーが大きくなる程度なのかもしれませんね。
ただ、少し前に聞こえてきた情報だと、「レクサスが、全米のディーラーミーティングを開催し、そこで”レクサスISのフルモデルチェンジは2021年”と告げた」というものがあり、これを信じるならば、今年にフェイスリフトを受けたレクサスISがもう来年にフルモデルチェンジ発表ということになり、さすがにこれは「ちょっと早すぎ」なようにも思います。
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参照:GR86, United States Patent and Trademark Office , Canadian Trademarks Database