| アルファロメオはなぜ今に至るまで「レトロ路線」を採用しないのか |
一部デザイナーは「レトロ」なデザインに頼ることについてプライドが許さないらしい
カーデザイナー、ギルヘルム・アラウージョ氏が2025年モデルとしての「アルファロメオGTSクーペ」をレンダリングにて作成。
これは見ての通りジュリアGT/ジュリアGTAをイメージしたレトロなルックスを持っていますが、デザイナー氏は「BMW M2のライバル」としてこれを考案したそうで、現実的に発売されれば、かなり売れるんじゃないかという印象も。
なお、アルファロメオ・ジュリアGT/GTAは多くのデザイナーやショップを惹きつけており、今でも(下の画像のような)多くのレストモッドがリアル・バーチャルを問わず製作されています。
アルファロメオGTSはこんなクルマ
そしてこちらがギルヘルム・アラウージョ氏の考案した「アルファロメオGTS」。
丸形のヘッドライトや、ヘッドライトを囲む四角いグリル、その中央にある盾型グリルなどはまさにアルファロメオ・ジュリアGTAの直系といったところ。
アルファロメオ・ジュリアGTA(Gran Turismo Alleggerita)は1965年にデビューしたレーシングカーですが、アルファロメオは現代においても「ジュリアGTA」を蘇らせており、これをその資産のひとつとして認識しているのは間違いなさそうです。
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ヘッドライトにはサークル状のLEDデイタイムランニングランプ、そして直線的な形状のリップつき。
正面から見ると、前後には大きなブリスターフェンダーが与えられていることがわかります。
サイドから見るとフェンダーには上下方向に抑揚が与えられ、キャビンは比較的後ろの方へと移動させられているようですね(新型2シリーズと同様の手法)。
テールランプにはLEDバーが採用され、リアウインドウ中央には段差が設けられるなどアクセントも。
ドアミラーの代わりとして「カメラ」が装着されています。
やはりリアフェンダーも相当なブリスター。
パワートレーンについては言及されておらず、しかしテールパイプがないところを見ると「ピュアエレクトリック」パワートレーンを積んでいるのかもしれません(ホイールもEVっぽい)。
現在アルファロメオはSUVに注力していますが、同社の資産を活かすという意味でも、当時のジュリアGTAっぽいルックスを持つモデルを蘇らせるのは「手っ取り早い」ブランド再起の手法だとも考えられ、ぜひ(4ドアでも構わないので)実現して欲しいものだと思います。
アルファロメオGTSを紹介する動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=8xDT6tlB8KI合わせて読みたい、アルファロメオGTA関連投稿
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