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世界初!クラシックアルファロメオのエレクトリック・レストモッド、「GTエレクトリック」現る!内外装は最新の素材と加工を用いて芸術品レベルの仕上げを持ち、価格は5330万円

2020/11/21

エレクトリック化されたアルファロメオ・ジュリア

| 価格だけを見ると高いと感じるものの、細部を見るとその価格にも納得 |

さて、世の中には様々なカロッツェリアやコーチビルダーが存在し、それぞれに持ち味を生かしてビジネスを展開していますが、今回トーテム・アウトモビリ(Totem Automobili)がクラシックアルファロメオ(ジュリアGT)をベースとしたレストモッド、「アルファロメオGTエレクトリック」を発表。※つまるところEVコンバート

これは今年3月に計画が公開されていたもので、このたび世界初の「エレクトリックアルファロメオ」として世に送り出されたということに。

アルファロメオGTエレクトリックはこんなクルマ

そしてこのアルファロメオGTエレクトリックについて、ベースとなるアルファロメオ・ジュリアGTを使用した部分は「わずか10%」のみ。

10%でもベース車両を使用する意味としては「車台ナンバーをそのまま使用することで登録のハードルを下げる」ということになりそうですが、実際のところプラットフォームのほとんどはアルミニウムによってアルファロメオGTエレクトリック専用に作り直されている、とのこと。

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その出力は518HP

動力源は518HPを発生するエレクトリックモーター、そして50.4kWhの水冷バッテリーパック。

モーター自体はリヤミッドにマウントされ、フロントにはインバーターほか制御系がみっちりと詰め込まれます。

なお、一回の満充電あたり走行可能距離は320kmだとアナウンスされています。

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その強大なパワーを受け止めるべくボディはワイド化されてリアタイヤもぐっとワイドに。

ボディパネルはカーボンファイバー製、そして灯火類はフルLEDという仕様です。

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アルファロメオGTエレクトリックのディティールはこうなっている

そしてこのアルファロメオGTエレクトリックの細部を見てゆくと、細部に至るまで芸術品レベルに作り込まれていることがわかります。

フロントグリルはメルセデス・ベンツやBMWのような「ダイヤモンド」デザインを持ち、ヘッドライトベゼル、グリルフレームはマットチタン調を採用。

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この角度から見ると、前後フェンダーのとんでもない張り出しっぷりがわかります。

ドアミラーのステーも現代っぽく(ポルシェが採用するデザインに似ている)、そしてドアハンドルともどもチタン調。

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リアトランクはこの車の性格をよく表しており、トランク内、そしてトランクリッド内側はパッド入りブラウンレザーが貼られます。

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アルファロメオGTエレクトリックのインテリアはこうなっている

アルファロメオGTエレクトリックのインテリアもその外装同様にレトロとモダンがミックスされた仕様を持っており、やはり外装と同じく高品質な素材、そして高いレベルの仕上げが施されています。

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シートシェル、パーキングブレーキレバー、ダッシュボードのトリムなどはカーボンファイバー。

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シフトレバーのトップにはアルファロメオのロゴ。

エレクトリックカーだけに変速機構はないと思われるので、おそらく前進と後退とを切り替える「スイッチ」だと思われます。

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ペダルには「+」「-」の文字が加工済み。

ここも品質の高さを感じるところですね。

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エアコン吹き出し口のベゼルにはナーリング加工が施され、センターにもアルファロメオのロゴ入り。

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クラシカルなラジオ風のインフォテイメントシステム。

スイッチ類のツマミ、リング類もアルミ削り出しのように見えますね。

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室内にはロールバーが張り巡らされ、カーボン+アルミで美しくドレスアップ(しかも一部にはレザーも巻かれている)。

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見ての通り、微に入り細に入り芸術品ともいえるまでの素材や加工品質を持ちますが、そのぶん価格は安くなく、アルファロメオGTエレクトリックの価格は430,000ユーロから(日本円にして約5330万円)。

おそらくそのほとんどがハンドメイドとなるようで、モーターの出力特性や「サウンド」ほか、多くの部分をオーダーメイドにて指定できる、とのこと。

納車は2022年夏から開始され、生産台数は20台のみに絞られるとアナウンスされています。

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